俺は最愛の人を抱きしめる。 ページ2
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赤葦が耳を澄ませば、一階のリビングからテレビの音が薄っすら聞こえる。
──大方、最近流行りの恋愛ドラマだろう。俺の母さんも見てる。Aは見てないって言ってたけど、おばさんは見てるんだな。
俺はおばさんにノートを返しに来たって言ったし、俺の要件は勉強関係のことだと思ってくれてるはず。勉強中は特に部屋に近寄らないようにしてくれるから、飲み物を持ってきたりもしない。本当に必要ならAが用意してくれるし、そうでなくてもAがおばさんに頼むし。
そんなことを考えながら赤葦は階段を登り切り、少女の部屋の前に着いた。そして一度深く息を吐く。
赤葦はノートを握り直し、明るい色をした木製のドアをノックする。
「京、治…」
「A、……入るよ」
「ん…」
そのノック音が聞こえるやいなや、少女は部屋の扉を開けて赤葦を招き入れた。
赤く腫れぼったい少女の目と鼻声は、赤葦の胸を締め付けた。
「来てくれて、ありがと……」
「気にしないで?頼ってって言っただろ」
「……ひっ……っう、ぅ…!」
赤葦に頭を優しく撫でられ、次は安堵から涙腺が緩んでしまう少女。
そっと赤葦に抱き締められ、少女は声を殺して涙を流した。
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ライア(プロフ) - あああああヤンデレぷまいーーーーーーーーーー(^q^) (2019年7月11日 0時) (レス) id: 22a2268380 (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - ぴよ曜さん» ぴよ曜さん、コメントありがとうございます!なんと、この小説で赤葦推しを生んでしまうとは…!!理想だなんて言ってもらえて光栄です!最後までお読み下さりありがとうございました(*´ー`*) (2017年8月26日 0時) (レス) id: 47f42923ee (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ曜 - この小説のおかげで、赤葦推しになりました!(笑)この小説の赤葦は、私の理想です!!完結おめでとうございます!&更新お疲れ様でした!!! (2017年8月25日 11時) (レス) id: 9123716162 (このIDを非表示/違反報告)
たなぱし(プロフ) - 審神者代理さん» 審神者代理さん、コメントありがとうございます!好みに合えば幸いです!もう赤葦さんの溢れる何でも出来る感に頼りきった作品となってしまいました笑まさにスパダリやあ…(*´∇`*) (2017年8月21日 21時) (レス) id: 47f42923ee (このIDを非表示/違反報告)
審神者代理 - 完結おめでとうございます!やっぱりここの赤葦さんは好みだなぁ…赤葦さんは何でも出来る感がすごいありますよね( `-ω-´) (2017年8月21日 21時) (レス) id: d1c49bf55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たなぱし | 作成日時:2017年5月28日 1時