【ヴォイド戦記】1

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これは遥か昔の物語だ。あるところに、クルカムという国があった。クルカムは魔法と呼ばれる、他国にはない秘術を用いて発展していっていた。

だがクルカムの王ヴェーゼが禁忌の魔法により異界の悪魔を呼び覚まし、クルカムの国には一匹の悪魔が現れた。

悪魔は人々を唆し、その魂を穢し喰らい、人々は異形の者、魔物へと成り果てた。魔物は人間に戻ろうと魂を求めて人間を殺すようになり、そしてクルカムは滅亡した。悪魔は同胞の悪魔を増やし、より多くの人間の魂を手にしようと蠢いていた。世界はゆっくりと迫り来る滅亡に震えていた。

しかし、一人の英雄により悪魔は滅びた。全ての魔物は死に絶え、世界に平和が訪れたのだ。

その英雄を、人はヴォイドと呼ぶ。

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ヴォイド戦記本編となっております。

この企画にはグロテスクな描写および残酷な表現がありますし、それらを推奨しております。また、キャラクターは死にます。苦手な方はご注意ください。閲覧は自己責任です。

また、この作品はオリジナルとなっております執筆状態：連載中