私、また復活します。【歌い手】

__開演 ページ3

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ドキドキしながら、ペンライトを胸元で持つ。


ステージ上に設置された
階段の上にモニターが1つと
その左右にもひとつずつ。


それから私たちは目を離さなかった。



『____時は、20XX年。』



文字がモニターに映し出されると同時に、


歓声が上がる。





『世の中には、悪が蔓延っていた。』





真っ暗だったモニターが徐々に
明るくなってきた。




『世界を平和にするため、


人々の平穏を守るため。』



ステージの左右から

8人ずつゆっくりと出てきて、

中央モニターの前に立った。




『16人の人々が立ち上がった。』




モニターが完全に明るくなり、

ステージ中央にあるモニターに、


16人のシルエットが映し出された。






『_____彼らの世界征服が、今始まる。』




歓声と共に、

ザ･エンド･オブ･ザ･ワールド

のイントロが始まった。




それぞれの歌い始めと共に、

ステージ上の彼らは一人一人、

階段から降りてくる。



そしてサビが始まった途端、



ステージ上にスポットが集まった。



『さあ、世界征服の幕開けだ』



そう歌う彼らは、

まるでダイヤモンドのように輝いていた。

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