君を想う気持ちは誰よりも【センラ】

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｢もう、ゴロゴロばっかりして！ちょっとは頑張りなさいよ｣

『別にいいじゃん。てか、頑張るって何』

｢だらけてばっかで全然頑張ってないじゃないの！少しは勉強とかしたらどうなの？｣

『うるさいなぁ…疲れてるんだけど』

｢バカじゃないの？疲れたって何もしてないじゃない｣

(疲れたって何も身体的意味だけじゃないよ)


｢とにかくゴロゴロしないで！｣

『はいはい』

仕方なく、自分の部屋へと移動する。

ドアを閉めて、寝転ぶ。

『はぁ…』

(いちいちうるさいし、イライラする…全部全部あんたのせいじゃん)


始まりがいつかなんてもう忘れた。

ただ、覚えてるのは母が父とケンカしまくっていたことだけ。

長年の不満が積もって、爆発したとでも言えばいいのだろうか。

母が家出をすると言い出した。


その原因の一つは、父の失業だ。

それがある意味始まりかもしれない。

二年前父が失業し、一年前母が出ていき

私も来ないかと言われ続けて、嫌々ながら私も家を出たのが3ヶ月ほど前。

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