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彼女は天体が好きだった。
星とか空を見たり、惑星について調べたり。
私にいつも楽しそうに話してた。
よく夜集まって月奈と空を見て、それが私は好きだった。
懐かしい、思い出。
ぎゅっとネックレスを握りしめる。
『…生きてて、ほしかったな…』
涙とともに口からこぼれ落ちる言葉。
センラさんがそっと背中を撫でてくれる。
君がいたから、たくさんのことがあって、変わったことがある。
君がいなくなって、また、変わった。
君がいない世界は酷く、寂しい。
(…月奈のおかげでいつも楽しかった。ありがとう。そして)
『…ごめんね…』
センラさんには聞こえない小さな声で呟いた。
.
「そろそろ帰ろか」
『そうですね』
しばらくお墓の前にいて、もう暗くなり始めている。
車に戻る途中私は足を止めた。
『…泉さん』
「?どうかした?」
センラさんも足を止める。
『今言うことじゃないとは思うんですけど』
「?」
何の話かとセンラさんは首を傾げる。
『…別れませんか』
─────────────────
いいとこなのでこっそり…
(センラさんカラー、2500hitありがとうございます)
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沖瀬アオ(プロフ) - まぁささん» わぁあ!?すみません、気づきませんでした!教えてくださってありがとうございます<(_ _*)>訂正しましたので、これで大丈夫だと思います(もしまだなってたりしたら教えた貰えると助かります…) (2018年7月1日 16時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
まぁさ - 名前が茜?っていう名前のままなんですが... (2018年7月1日 16時) (レス) id: cd1e3819fd (このIDを非表示/違反報告)
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