君を想う気持ちは誰よりも【センラ】

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それから、お昼を一緒に食べて、お店を見て回って、今はアクセサリーショップにいる。


『泉さん！これなんてどうです？』

｢おっ、よさげやな。んー、こっちもええと思うんやけど…｣

『それもいいですね！うーん…決まらないですね』

｢せやなぁ｣

なんてアクセサリーを持ちながら話す。

今日はお揃いのものを買うことにしていた。

けど、なかなか決まらない。


『そもそもピアスかネックレスか決めましょうよ』

｢あれ、決めてないっけ？｣

『決めてないですよ。あれ、２週間の間におっさんになりました？』

｢ふーん…そんなこと言うんや？｣

『…じ、事実です…』

｢まぁいいけど。今度覚悟しといてな？｣

『…』

(今日のセンラさんなんか手厳しい…)


｢てか、どうする？Aはピアス穴開けられへんよな？｣

『はい。さすがに…でも、卒業して開ければいいかなって』

｢それもそうやな。でも、せっかくなら今つけたくない？｣

『それはそうですけど…』


｢…なぁ、やっぱりネックレスにせえへん？ピアスはまた卒業してから買お｣

『そうですね！じゃあ、ネックレスにするとして…』

｢これは？赤やけど、派手じゃないし、Aの目みたいにキレイやし｣

『っ…それならこの黄色もいいと思います！』

センラさんの色だし、と心の中で付け加える。


｢決まらんねぇ…｣

『ですね…』

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