君を想う気持ちは誰よりも【センラ】

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木曜日

今日は月奈の月命日。

そして、センラさんに会う日。


(…今日、絶対言うんだ)



放課後

HRが終わった途端、急いで学校を出る。

センラさんとは、近くの公園で待ち合わせしている。


少しだけ足が重い。




公園まで行くと、近くに見覚えのある車があった。

私は車の窓を叩く。

コンコン

すると窓が開いて

｢なんや、Aか。お疲れさん。はよ乗り｣

とセンラさんが。

『はいっ』


車に乗って、お墓に向かう。


月奈のとこに行くのは久しぶりだ。

最近忙しくて予定が合わなかったから。

月命日は予定が空いていたら行くようにしてる。

命日は他にも人がいたりしてゆっくりできないからね。


(…タイミング悪い、かな。いやでも、言うって決めたし…これ以上迷惑かけるわけにはいかないもん)



,



お墓の前で手を合わせる。

少しだけ彼女に語りかける。


『ねぇ、これ見て』

と取り出したのは、前センラさんと買った青い地球のようなネックレス。

『これ見たら月奈だって思ってつい買っちゃったんだよね』

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