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カシャ カシャ

無機質なシャッター音が響く。

ここは小さな丘上にある公園。

人が少ないこの場所は、撮影の穴場。


(んー…)

ブランコの周りの手すりに腰掛けて、すっとカメラを空に向ける。

カシャ


夕焼けに染まり始めた空。


それはとても綺麗で



私とは、真逆の存在。



そこで聞こえる小さな男の子がお母さんを呼ぶ声。

話の内容までは分からないけど、お母さんと楽しそうに話している男の子。

『…』

なんとなくそのまま見ていれば、そのまま手を繋いで歩き出す親子。


現実から目をそらすように、空を見上げた。

そっとさっきの出来事を思い出す。


触れてきた母を

バシッ

と払い除ける私。


(いつからだっけな…)

人に触れられたくないと思ったのは。

人が信用できないと、気持ち悪いと、人を拒絶し始めたのは。


それでもなぜかセンラさんだけは別で、触れられるし、触れたいとも思う。

信用もできて

私にとってはセンラさんだけが私の居場所で


(あぁ、センラさんに会いたいな…)

あの優しい声で、優しい笑顔で私を包み込んでほしい。その体温を感じたい。


けど、そろそろ終わりにしないと。

センラさんだけに頼るのはやめないと。

甘えてちゃ、ダメなんだ。

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沖瀬アオ(プロフ) - まぁささん» わぁあ!?すみません、気づきませんでした!教えてくださってありがとうございます<(_ _*)>訂正しましたので、これで大丈夫だと思います(もしまだなってたりしたら教えた貰えると助かります…) (2018年7月1日 16時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
まぁさ - 名前が茜?っていう名前のままなんですが... (2018年7月1日 16時) (レス) id: cd1e3819fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖瀬アオ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月10日 0時

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