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その後、お腹すいたといえば、すぐ離れてくれて、センラさんの作ってくれた朝ごはんを一緒に食べた。
食べ終わって食器を片付けて、ソファで一息つく。
『今日どうします?』
「うーん…どうしよ」
『気分は?』
「家でゴロゴロしたい気分」
『じゃあ、そうしましょ!私もゴロゴロしたいです』
「じゃあ、おいで」
と腕を広げるセンラさん。
恥ずかしげもなくやるもんだから、私も恥ずかしさなんてなくなってしまって、その腕の中に収まった。
『…センラさん』
「んー?」
『頭撫でてください』
そういえば、センラさんは驚いたような顔をしたけど、すぐにふっと笑って
「ええよ」
と頭を撫でてくれる。
その手は暖かくて気持ちいい。無意識のうちにその手に擦り寄る。
それを見てか
「今日は甘えたさんやなぁ」
と言う。
『…そういう、気分なんです』
「まぁ、ええけどね」
と優しく笑う姿は、あの子に似てる。
『…やっぱり、兄妹ですね』
そう言うと私を撫でる手を止めて
「月奈のこと、思い出したん?」
『何言ってるんですか。忘れたことなんて1度もないですよ』
「せやね」
と苦笑いをする。
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沖瀬アオ(プロフ) - まぁささん» わぁあ!?すみません、気づきませんでした!教えてくださってありがとうございます<(_ _*)>訂正しましたので、これで大丈夫だと思います(もしまだなってたりしたら教えた貰えると助かります…) (2018年7月1日 16時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
まぁさ - 名前が茜?っていう名前のままなんですが... (2018年7月1日 16時) (レス) id: cd1e3819fd (このIDを非表示/違反報告)
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