悪魔さんに拾われまして 【浦.島.坂田.船】

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Sima.side




俺の斜め前に座っている人間はうらたさんに渡された水を勢いよく飲んでいる。




う｢そんなに辛いか？｣




さ｢俺らの方だと甘い方やけどなぁ｣




坂田の発言に目を見開いて驚いている人間。
まぁ、俺たちと人間の味覚は違うということだろう




せ｢ごめんなぁ、次からはもっと甘くしとくな？｣




『！………ｺｸｯ』




俺にでもわかるくらいセンラさんを恐れているような顔の人間。
お、坂田が少し笑っとる((




し｢やっぱり包丁を向けたのはトラウマレベルやったんやない？｣


せ｢うっ((｣




さ｢それ思った！来てからすぐに包丁向けられたらそいつのこと怖くなるよな〜｣


せ｢ヴッ((｣




う｢しかも初日で食料にするほど俺たち飢えてないだろ｣


せ｢うぅっ…((｣




浦島坂田からの３連発に鳴き真似をするセンラさん

……大の大人がなにやっとるんやろ((




せ｢うえぇ〜ん。３人にいじめられたぁ〜((｣




う｢俺ケーキたーべよ！｣




席から立って冷蔵庫からショートケーキとチーズケーキを持ってきたうらたさん。
チーズケーキは俺のだった




う｢おーい、人間。どっちがいい？｣




人間が指を指したのはチーズケーキだった。
じゃなくてなっ！？




し｢俺のチーズケーキｨｨｨｲ!!!!!((｣




うさせ｢｢｢まーしぃ煩い！｣｣｣


し｢理不尽！((｣




すると、俺の口の目の前にフォークに刺さったチーズケーキが差し出された。

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