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鬼が24体 ページ24

『はぁ…はぁ…』




坂田さんから逃げ出し、どこかわからない廊下まで来てしまった。くるし…




『ふぅ…ここは…?』




なんとか息を整え、暗くてわからないが複数ある部屋のドアがあるのがわかる。この部屋は…?

プレートがあるようだが、暗くて字も何も見えない。




さ「A〜?どこにいったん〜?」




『……っ!』




だんだんと坂田さんが私を呼ぶ声が近くなってきたので、私はなんの部屋など気にせず目の前にあった部屋に入った。いった!何かにぶつかった!?((




さ「あれー?この辺の筈やったんやけど…気のせい?
眠いし戻ろ〜」




息を殺し、立ち去るのを待っていると、声と共に坂田さんは居なくなったようだ。良かったぁ…

そう言えばここどこ〜?




『電気、電気…これかな?』




壁をペタペタしていると、電気のスイッチらしきものがあり、押してみると視界がチカチカした。なんとか電気が付いたようだ。よかよか…

そういえばさっき何に当たったんだろう?




『ッ!?』




振りかえると、頭蓋骨が沢山棚に飾ってあり、床にぺたんと座り込んでしまった。しかも変な匂い…

先程までは気付かなかったが、異臭が…

部屋の中を見回してもあるのは頭蓋骨、瓶の中に入った…目玉と髪の毛、爪…




『何、この部屋…』




とにかく出ようと立ち上がり、ドアノブを触ろうとすると、私が触る前にドアノブが下がり、ドアが開いた。
そして目の前には赤目、赤髪の坂田さんだった。




『ど、退いてください…!』




さ「えー?なんで?」




なかなか退いてくれず、押しても軽く叩いても彼は笑うだけで動きもしないのだ。…詰んだ




さ「この部屋ええやろ?この頭蓋骨とかな?綺麗な頭部やろ?この目とか綺麗な白目やし、この髪なんか艶々サラサラやろ?

この部屋のモノ、ぜーんぶ俺のお気に入りなんよ」




彼はやっと動いたと思ったら、私の手首を掴み部屋の中を全て見せてきたのだ。なんなの、さっきまでの性格は…嘘だったの?




『離してください!』


さ「この人達、ぜーんぶ俺が吸い取ったんよ」




『…吸い、取った…?』




さ「そ。血を」

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

自分で書いてて怖くなってきた。
こんなの予定になかった((

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ぱらら(プロフ) - 悪役的な感じで終わんの好きなった気するわwアイシャルトさん神ってる (2021年12月21日 20時) (レス) @page50 id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
リア - うわー。闇落ち主人公だぁ。好きだよ!!良いよね!悪役的なの!好きだよ!(2回目)お疲れ様でしたー! (2021年4月22日 23時) (レス) id: bba845c06e (このIDを非表示/違反報告)
アイシャルト(プロフ) - 夜風@坂田家さん» 最後までお読みいただき、ありがとうございました!頑張ります! (2020年11月1日 18時) (レス) id: bb18f3957e (このIDを非表示/違反報告)
アイシャルト(プロフ) - 四つ葉さん» 最後までお読みいただき、ありがとうございました!頑張ります! (2020年11月1日 18時) (レス) id: bb18f3957e (このIDを非表示/違反報告)
夜風@坂田家 - 完結おめでとうごさいます!これからも応援しています。 (2020年11月1日 14時) (レス) id: 4f5e25dcd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイシャルト | 作成日時:2020年3月23日 11時

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