62.暗闇の中で ページ27
葵side
「んっ…」
俺が倒れてからどれくらい経った…?
まだ真っ暗だ。
自分ではどうやって抑えていいか分からない…。
体も動かない。
金縛りみたいな状態だ。
「俺は…結局…誰かに迷惑を掛けることしか出来ないんだな…」
陽葵にも
父さんにも
国木田さん達にも。
『陽葵が葵の光になる!!』
ふと、陽葵の笑顔が頭の中に浮かんできた。
「光…」
あの笑顔が俺の守りたいもの。
無邪気な笑顔が優しい言葉が。
あの日…陽葵が助けてくれた日から俺は生きる理由を見つけた気がした。
今だって…多分…陽葵は俺の事を探しているだろう。
結局…俺は…陽葵を守るどころか守られてるじゃないか。
「俺は…弱虫だ。」
そう思いながら俺はまた意識を失った。
104人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
五月雨(プロフ) - バルゴさん» ありがとうございます! (2019年2月17日 0時) (レス) id: 5d19971940 (このIDを非表示/違反報告)
バルゴ(プロフ) - 五月雨さん» 何件かその話を頂いているのでパスワード解除しますね。 (2019年2月17日 0時) (レス) id: c234dca2b4 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨(プロフ) - ヒーロー嫌いの私が雄英に?のパスワードを教えていただけませんか?最初から読みたいので!よろしくお願いします! (2019年2月16日 19時) (レス) id: 5d19971940 (このIDを非表示/違反報告)
太宰皐月 - ありがとうございます! (2018年12月10日 16時) (レス) id: ae87a5aaa1 (このIDを非表示/違反報告)
バルゴ(プロフ) - 太宰皐月さん» コメントありがとうございます!!全然良いです!じゃんじゃん使って下さい!笑 (2018年12月7日 18時) (レス) id: c234dca2b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:バルゴ | 作成日時:2018年10月20日 20時