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57.陽葵倒れる4 ページ20

陽葵side

『んっ…』

此処は…医務室?

…そっか。

陽葵、倒れちゃったんだ。

迷惑かけちゃったな…

『…でも、なんか…懐かしい夢を見た…』

陽葵が2歳の時に倒れた夢…

にぃにが陽葵に笑いかけてくれてた時の夢…

『そっか…陽葵迷惑かけちゃったんだ(泣)…にぃに達陽葵の事嫌いになったかなぁ?(泣)』

昔からそうだった。

体が弱くて、何回も倒れて、にぃにはその度に任務を急いで終わらせて帰ってきてくれて、時には中也にぃにも一緒に居てくれて、姐さんとか森さんとかにも迷惑かけてた。

『陽葵って邪魔なのかなぁ…?(泣)』

本当はにぃにも邪魔だと思ってるんじゃないのかな?

そう思うと涙が止まらなくなった。

『うわぁぁぁぁん…(泣)』

涙を止めようとしてもとめどなく流れてくる。

布団の中に潜り込んで兎に角泣いた。

すると、布団を急にめくられた。

太「陽葵?」

『にぃに…(泣)』

太「どうしたの?辛くなった?」

『にぃに…!!』

陽葵はにぃにに抱き着いた。

『ねぇ、にぃに…!!陽葵、邪魔?』

太「え?」

『陽葵、昔から体弱くてっ…何回も倒れて…その度ににぃにに迷惑かけてっ…ヒック…陽葵の事嫌いになってるんじゃないのかって…怖くて…!!』

にぃには何も言わない。

それが逆に怖い。

すると…

太「そんな訳無いだろう?にぃには陽葵が大好きだよ。陽葵はたった一人の家族なのだよ?嫌いになんかなる訳ないよ。逆にもっと甘えて欲しい。1度、離れ離れになってから陽葵は変わった。我慢をするようになった。正直…にぃにの方が寂しいのだよ…笑。陽葵はもっと甘えていい、我慢なんてしなくていい。だから…にぃにには全部教えて?しんどい事も全部。そんな事じゃ、にぃには陽葵の事嫌いになんかならない。勿論、探偵社の皆もね。だから、安心して?」

『ほんと…?(´;ω;`)』

太「本当。大丈夫、大丈夫だから。」

そう言ってにぃには陽葵を抱き締めてくれた。

『んっ…(泣)うわぁぁぁぁん…(இ﹏இ`。)』

にぃには陽葵の事をずっと抱き締めてくれていた。

背中を摩り、大丈夫って言ってくれた。

それだけで幸せだった。

番外編:お正月→←番外編:クリスマス



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五月雨(プロフ) - バルゴさん» ありがとうございます! (2019年2月17日 0時) (レス) id: 5d19971940 (このIDを非表示/違反報告)
バルゴ(プロフ) - 五月雨さん» 何件かその話を頂いているのでパスワード解除しますね。 (2019年2月17日 0時) (レス) id: c234dca2b4 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨(プロフ) - ヒーロー嫌いの私が雄英に?のパスワードを教えていただけませんか?最初から読みたいので!よろしくお願いします! (2019年2月16日 19時) (レス) id: 5d19971940 (このIDを非表示/違反報告)
太宰皐月 - ありがとうございます! (2018年12月10日 16時) (レス) id: ae87a5aaa1 (このIDを非表示/違反報告)
バルゴ(プロフ) - 太宰皐月さん» コメントありがとうございます!!全然良いです!じゃんじゃん使って下さい!笑 (2018年12月7日 18時) (レス) id: c234dca2b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:バルゴ | 作成日時:2018年10月20日 20時

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