【文ｽﾄ】太宰治の妹は元ポートマフィアのオアシスでした。弐【太宰治】

番外編：誕生日 ページ12

続き

谷「では、ボク達渡しますね。ボク達は2人で用意したんだ。気に入ってくれると嬉しいな。」

そう云って谷崎兄妹は袋を取り出した。

谷「はい、どうぞ。」

陽葵が袋をあけると中からマフラーが出てきた。

真っ白なマフラーで陽葵のイニシャルが刺繍されている。

『フワフワ〜!!暖かいの〜…』

谷「そのイニシャルはナオミが入れてくれたんだ。」

ナオミ「流石に手編みは間に合いませんでしたわ。」

『ううん、嬉しいの！ありがとう、潤にぃに!!ナオミねぇね!!』

与「じゃあ、次は妾が渡すよ。」

与謝野女医は袋を取り出し陽葵に渡す。

与「きっと気に入るよ。」

袋の中身は新しいコート。

与「これからもっと寒くなるから丁度いいだろう？谷崎兄妹のやつとピッタリだしねェ。」

『うん！あったかい〜…ありがとう、晶子ねぇね!!』

乱「じゃあ、次はこの僕が陽葵にプレゼントを渡そう！」

そう云って、乱歩は金庫からお菓子の詰め合わせを取り出した。

乱「陽葵にはこれをプレゼントだ！この僕がお菓子をあげるなんて珍しいことだぞ！」

『お菓子がいっぱい!!ありがとう、乱歩にぃに!!』

乱歩「また、一緒にお菓子食べようじゃないか！」

そう云って、陽葵の頭を撫でる乱歩。

国「じゃあ、俺が。ほら、陽葵。」

国木田が渡したのは本。

『あ！これ陽葵が読みたかったやつ!!』

国「たまたま持っていた。暇でも潰してくれ。」

『ありがとう、独歩にぃに!!』

志「じゃあ、私達も。…はい、陽葵ちゃん。お誕生日おめでとう。」

志賀親子が渡したのは髪飾り。

桜の模様でラメが入っているクリップだ。

『綺麗なの〜ありがとう!葵パパ、葵!!』

葵「これからもよろしくね!」

葵が陽葵に抱き着く。

敦「僕達も渡すね。僕達も2人で用意したんだ。」

そう云って、取り出したのは兎の人形。

『可愛いの〜!』

鏡花「陽葵…兎好きだから…きっと喜ぶと思った。」

『うん!嬉しい！ありがとう、敦にぃに、鏡花ねぇね!!』

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