ヒロイン-48- ページ50
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きっと、うなされているときは昔の夢を見るのが妥当なんだろう。つかさっき思ったけどこれ走馬灯じゃないの??
あれ、昔のこと思い出すって走馬灯じゃない?私だけ変な感性でも持ってんの...?
なんて考えながらもめっちゃ苦しいわけで。寝れないわけで。
さぁどうしよう。こういうときって人肌が恋しくなるんだよね。自然と。あと今何時。
携帯で時間を見ようとするとガチャっと部屋のドアが開いた。
「捺、それはない」
「わり...」
自分の部屋のように入ってきた捺にそう突っ込む。
今日は火曜日だからもう7時くらいになるのか。
...腹へった。
「これ、なにか食べれるやつあるか?」
そう言った捺の手にはコンビニの袋が下がってて私は手を伸ばす。
「....くださいは?」
「てめ病人になに言わせんだぁ。ちょーだい」
「へいへい。熱はどう?」
「下がったんじゃない?お、水飲も」
真冬さんが水を置いていってはくれてたけどもう無くなっててスッゴク喉渇いてたんだよね。
捺が来たら何か体が軽くなった。
やっぱ、不調のときは誰かがそばに居るのはいいな。
安心する。
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作者名:雛月 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年12月27日 23時