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ヒロイン-40- ページ42

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コイツが隣に来ると調子が狂う。静かになるのは本を読んでるときとかお茶を飲んでいるとき。

「ねー、今度ネイルチップ買いに行こーよ」


いきなり唯が言ってきた。あー、ネイルチップねぇ。てか最近そういうのやってないなぁ。


「いいでしょ?」

「んー。おー」

たぶんお金あったと思うしお母さんから通帳にお小遣い入れたってLINEきてたけど。


「バイトかな......」

「え、Aバイトするの?」

「んー。ほしいものあるから」


コミュ障だけど乗りきれるやつがいいな....。なんて思っていたら及川先輩が口を開く。


「ほしいものって?」

「......ミシンですね」


今のミシンは高いからな、結構シフト入れておこう。うん。なんとかなるって。

「あ母さん!」

「やめろ」

唯がぱぁと顔を赤くして言ってきた。一応叩いておいたぞい。

「あと...」

「まだあるの!?」


及川先輩がうるさいです。←




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作者名:雛月 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年12月27日 23時

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