ヒロイン-16- ページ18
-黒尾side-
昼食はあまり喋ってない相川と話そうと思っていると烏野のちびちゃんに取られた。
そのあとも、及川や捺とかいうやつに取られてばかりで俺のイライラメーターは既に振りきっている。
「主将さん?」
「...あー、なんだA」
「いえ、なんかボーとしてたので」
...この子は名前呼びなれているのか。と、ガックリする俺を横目に記録を取る彼女。
「プリン頭くん!?」
プリン頭って...研磨しかいないと思ってみたら指を押さえていた。
珍しい。
「まーったく、主将さん。迷惑かけないでくださいよ。貴方が機能しないと皆も機能するわけないですよ」
なれた手付きでテーピングをしながら俺に言う。
ブーと唇を尖らせなからいうAは何処と無く普通の人とは違う空気がある。
「あの、俺プリン頭じゃなくて孤爪研磨」
「へいへい。プリンくんね」
...彼女は人の話を聞かないのか。
「だから...」
「プリンくんがもしこんな怪我をしなくなったら名前で呼んであげるよ。ね?トサカ主将」
「...ふっ、トサカ」
「おい!笑うな研磨!!」
というかなんだトサカ主将って!!
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作者名:雛月 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年12月27日 23時