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小|中|大|最初は僕の意思だった。
ただ、力が欲しかった。
その力を離そうとしたときにはもう、心の底にあった『悪意』が根付いていた。
いつしか『悪意』の意思となった。
僕が最後に見せた抵抗。
「×××」
【注意】
これは『ホムペ』ですが、2600字程度のSSです。
オリジナルの闇堕ち(悪堕ち)です。
ふと思い付いたネタをサザッと書いているだけなので、かなり雑。
続きません。
この作品を本ネタに、自分で小説を書くのもアリです。
なお、この作品は闇堕ち・悪堕ち要素を含みます。
洗脳描写もあるので、そういうジャンルが苦手な方は閲覧をお控えください。
ただ、力が欲しかった。
その力を離そうとしたときにはもう、心の底にあった『悪意』が根付いていた。
いつしか『悪意』の意思となった。
僕が最後に見せた抵抗。
「×××」
【注意】
これは『ホムペ』ですが、2600字程度のSSです。
オリジナルの闇堕ち(悪堕ち)です。
ふと思い付いたネタをサザッと書いているだけなので、かなり雑。
続きません。
この作品を本ネタに、自分で小説を書くのもアリです。
なお、この作品は闇堕ち・悪堕ち要素を含みます。
洗脳描写もあるので、そういうジャンルが苦手な方は閲覧をお控えください。
僕はとある家の息子だった。
幼馴染みに魔法も剣もうまい男の子がいて、その名を……なんと言っただろうか。
もう名前すら忘れてしまった。
まぁとにかく、優秀な男の子がいた。
僕と幼馴染みは、『魔王』と呼ばれる悪いヒトを倒すよう国に命じられた。
幼馴染みにはかなわなかったけど、そこらへんの大人よりも強いぐらいの実力を僕は持っていた。
近くで知り合いということもあり、僕らが選ばれた。
『魔王』と戦う旅の途中、様々な人と出会った。
中には仲間になりたいという人もいて、だんだん大規模になっていった。
自分で言うのも変だけど、僕は特に魔法が上手かった。
でも、『魔法使い』と呼んでいた少女は、僕よりも魔法が上手だった。
僕は彼女に嫉妬した。
彼女だけじゃなかった。
今まで旅の仲間には魔法を使う人が僕しか居なかったこともあって、僕はずいぶん頼りにしてもらっていた。
でも、僕より上手い人が現れたから、僕はいらない存在になった。
幼馴染み「だけ」は僕のことを必要としていた。
でも、僕が魔法使いよりもずいぶん劣るとわかった途端、彼は手のひらを返すように嫌いはじめた。
彼はこう言った。
「力が無いやつなんか、いらない。」
僕は力が欲しくなった。
魔法使いに負けないぐらいの、大きな力が。
幼馴染みに必要とされる、強大な力が。
そう思っていたとき、僕の目の前に一冊の本が現れた。
その本には、不思議な魔術が書いてあった。
この世界から自分の存在を消す方法。
嫌いな人間を異次元に閉じ込める方法。
その中でも僕は、「力を得る方法」が気になった。
それはいけにえを必要とするものだった。
僕は躊躇しなかった。
何百人、何千人もの人を葬った。
僕はたくさんの力を手に入れた。
反動で見た目が少し変わってしまつたけれど、力があるのだから問題ないだろう? そう思った。
彼はどれくらい僕が強くなったのかわからなかったみたいだから、試しに僕は彼に勝負を挑んだ。
結果はすぐにわかった。
僕の圧勝。
でも、不思議なことが起きたんだ。
彼に不思議な力が宿って、僕をすぐに倒してしまった。
彼は僕に向かって呟いたんだ。
「誰かを犠牲にしてまでお前は強くなりたかったのか?」
そうだ。
そうだよ。
僕は強くなりたかったんだ。
でも。
確かに僕はおかしかった。
誰かを犠牲にした強さでは駄目なんだ。
僕は諦めた。
『僕』は諦めた。
僕の力が許さなかった。
力が僕に言った。
<
僕はあらがった。
僕の思いだけあらがった。
僕の体は受け入れた。
僕はそのときに、何も抵抗できなくなった。
真っ黒な空間で、映画を見ている感覚。
幼馴染みたちは僕が僕でなくなったことに気付かなかったみたいだった。
その後『僕』と幼馴染みたちが戦い、圧勝した。
幼馴染みたちは数ヵ月後に『魔王』を倒した。
ラスボスとして『僕』が立ちはだかった。
いい勝負だったが、結果は『僕』の敗北。
肉体の消滅は精神にも影響を与える。
最初に『僕』が消滅し、次に僕がいなくなった。
最期、一瞬だけ自我を取り戻した僕は呟いた。
「ただ、力が欲しかった。」
幼馴染みに魔法も剣もうまい男の子がいて、その名を……なんと言っただろうか。
もう名前すら忘れてしまった。
まぁとにかく、優秀な男の子がいた。
僕と幼馴染みは、『魔王』と呼ばれる悪いヒトを倒すよう国に命じられた。
幼馴染みにはかなわなかったけど、そこらへんの大人よりも強いぐらいの実力を僕は持っていた。
近くで知り合いということもあり、僕らが選ばれた。
『魔王』と戦う旅の途中、様々な人と出会った。
中には仲間になりたいという人もいて、だんだん大規模になっていった。
自分で言うのも変だけど、僕は特に魔法が上手かった。
でも、『魔法使い』と呼んでいた少女は、僕よりも魔法が上手だった。
僕は彼女に嫉妬した。
彼女だけじゃなかった。
今まで旅の仲間には魔法を使う人が僕しか居なかったこともあって、僕はずいぶん頼りにしてもらっていた。
でも、僕より上手い人が現れたから、僕はいらない存在になった。
幼馴染み「だけ」は僕のことを必要としていた。
でも、僕が魔法使いよりもずいぶん劣るとわかった途端、彼は手のひらを返すように嫌いはじめた。
彼はこう言った。
「力が無いやつなんか、いらない。」
僕は力が欲しくなった。
魔法使いに負けないぐらいの、大きな力が。
幼馴染みに必要とされる、強大な力が。
そう思っていたとき、僕の目の前に一冊の本が現れた。
その本には、不思議な魔術が書いてあった。
この世界から自分の存在を消す方法。
嫌いな人間を異次元に閉じ込める方法。
その中でも僕は、「力を得る方法」が気になった。
それはいけにえを必要とするものだった。
僕は躊躇しなかった。
何百人、何千人もの人を葬った。
僕はたくさんの力を手に入れた。
反動で見た目が少し変わってしまつたけれど、力があるのだから問題ないだろう? そう思った。
彼はどれくらい僕が強くなったのかわからなかったみたいだから、試しに僕は彼に勝負を挑んだ。
結果はすぐにわかった。
僕の圧勝。
でも、不思議なことが起きたんだ。
彼に不思議な力が宿って、僕をすぐに倒してしまった。
彼は僕に向かって呟いたんだ。
「誰かを犠牲にしてまでお前は強くなりたかったのか?」
そうだ。
そうだよ。
僕は強くなりたかったんだ。
でも。
確かに僕はおかしかった。
誰かを犠牲にした強さでは駄目なんだ。
僕は諦めた。
『僕』は諦めた。
僕の力が許さなかった。
力が僕に言った。
<
僕はあらがった。
僕の思いだけあらがった。
僕の体は受け入れた。
僕はそのときに、何も抵抗できなくなった。
真っ黒な空間で、映画を見ている感覚。
幼馴染みたちは僕が僕でなくなったことに気付かなかったみたいだった。
その後『僕』と幼馴染みたちが戦い、圧勝した。
幼馴染みたちは数ヵ月後に『魔王』を倒した。
ラスボスとして『僕』が立ちはだかった。
いい勝負だったが、結果は『僕』の敗北。
肉体の消滅は精神にも影響を与える。
最初に『僕』が消滅し、次に僕がいなくなった。
最期、一瞬だけ自我を取り戻した僕は呟いた。
「ただ、力が欲しかった。」
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作者名:いんく | 作成日時:2016年8月25日 22時