まほやく今日は誰の弟子になりますか？

今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:6,598 hit

ゆなと申します暇だったので作ってみました！
ゆったり創っていきます

夢主さんの呪文は
アスペクトスとなっています！
結構喋りますし捏造注意です！苦手な方はごめんなさい！

今いる先生達⤵

❖作中 ✧完成済
✧フィガロ
✧ネロ
✧オズ
✧ルチル ×2
✧ラスティカ
✧カイン
✧︎ブラッドリー
✧︎ミチル

自由気ままに書いていくつもりです
リクエスト超募集中です。頑張って作ります！

2023.8.6
しばらくアカウントが消えてしまい更新することが出来ませんでした。新しくアカウントを作りましたので、これからまた日替りを更新させていただこうと思います。よろしくお願いします。

9種類の結果パターン

今日の師匠は… - 2024年5月1日

盗賊団の見習いの貴方。
今日はブラッドリーが教えに来てくれたらしいですよ。。
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｢おいYOU！起きろ！｣
『ボ、ボス？！今何時、ですか…』
｢寝惚けてんじゃねぇ。1時だ。行くぞ｣

気持ちよく眠っている私を強引に起こしたのはボス、ブラッドリーだった｡
訳も分からぬまま、ボスは私の手を引き洞窟を出る。

｢お前、箒は乗れたよな？｣

着いてこいと言わんばかりに空を飛んでいくボス。
私とて北生まれだ。寒さには強いとはいえ北の夜中は身も凍えるほどに冷えていた。木々も白く凍てついているのが見える。

しばらくすると少し賑わう酒場に着いた。

『ボス、ここは？』
｢今からお前にはカウンターの一番奥に座っている野郎から宝石を盗んできてもらう。｣

ボスが言うには、少し前に盗んだ宝石を仲間が落としたらしく、それを取り返せとのこと。
だが、生憎私は盗みは下手な部類に入っていた。

｢そう心配すんな。俺が奥のテーブルで見ててやる。
テメェの手腕を見せてみろ。｣

有無を言わさないボスの顔と言葉。それを見るだけでなにか来るものがあった。

酒場に入り、男に近付く。魔法で美女に変身してみたが、いつも囮役だ。皆みたいに静かにくすねることは出来ない。私にできるのは騙すことだけだ。

『ねぇ貴方、一人で飲んでるの？』

男はもう既に酔っているらしい。ボスがこの時間を選んだお陰だろう。調子の良い彼は私にペラペラと最近あった事を話してくれる。例の宝石の事も。

『その拾った宝石、どんなの？私見てみたい。』

女に恵まれなかったのだろう。鼻の下を伸ばして簡単に見せてくれる。手に取り、宝石と彼を何度も何度も褒める。

そして、ボスが昔教えてくれたリテンションバニッシュ。
すかさず魔法で作った偽の宝石を出し、時計を見る。

『ごめんなさい、もう行かなきゃ。ありがとう。』

私は魔力が少ないから逃げるのも精一杯になるだろう。
偽の宝石もすぐにとけてしまう。ドアを開ける時、男は叫ぶ。宝石に何をした！って。

｢よくやったYOU！走れ！｣

ボスが私を抱いて箒で空を飛ぶ。

｢やったじゃねぇかYOU。俺の強化魔法無しでも宝は盗めた。お前の成果だ。泣いてばっか居ねぇで胸張れよ。｣

頭をぐしゃぐしゃに撫でてくれるボスは月光に照らされて格好良かった。

ボスと私私で箒の上、乾杯をして私は宝石を胸に握る。

｢おめでとう｣

この日、また私はボスへの憧れと恋心が増す。