⚠ 読む前に ⚠・夢要素はあまりありません
・女主のつもりで書いていますが、変換したら男主でもいけると思います
・妖怪キャラしかいません
日替わりで妖怪たちとお喋りするだけのお話です。来るかは分かりませんが、リクエスト歓迎です！宜しくお願いします〜✨
⌚ 今いる妖怪 ⌚
・烏天狗 ☆
・大やもり
・スノーラビィ
・百鬼姫
・ツキノヤミ
・センポクカンポク(漫画版ネタバレ有)
・夜行(流血表現有)
・ソルカ
・天狗
・カルラ
・時空神エンマ
※☆は挿絵付き
随時更新中です…！
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今日の妖怪は？ - 2024年5月1日
「おーい、YOUだよ！どこ行っちゃったのー？」
めいっぱい叫んだYOUの声は人混みの中へ消えていく。そう、迷子になっているのだ。…それも友達と来た夏祭りの中で。
一年に一度の夏祭り。屋台からは食欲を唆る良い匂いが漂い、空には花火が舞い、老若男女達が人混みに溶けていく。そんな中でたった1人、YOUははぐれてしまったのだ。
「どうしよう…こんなに人が居たら再会できないよ…」
そんな弱音を独り言のように吐いていたら、ふと背中の方から聞き慣れない声がした。
「おやおや、迷子かい？」
驚いて振り返ると、長い茶髪に煤竹色の目の、緑を基調とした見慣れない格好をした少年が立っていた。
「何方様…？」
思わず後退りをする。
「怖がる必要は無いよ。確かにキミから見たら変に見えるかもしれないけどさ。ボクはカルラ。キミ、迷子なんだろう？ボクが友達の元まで案内してあげるよ。」
カルラ…カルラ…？迦楼羅天！？迦楼羅天と言えば仏教の守護神だ。何処かで聞いた事がある、口から炎を吐く巨大な鳥の化身だ。
「さ、こっちだよ。早くしないと折角のお祭りが終わっちゃうからね。」
そう言い優しく手を引くカルラ。人混みを掻き分けてぐんぐん進んでいく。手をしっかり握られる感覚に、思わず胸がドキドキする。そうして引っ張られているうちにあっという間に友達の姿が見えてきた。
「あっ、居た！ごめん！迷子になっちゃって！」
パタパタと小走りし、友達に駆け寄るYOU。どうやら友達も自分の事を探していたみたいだった。
「あっそれと…カルラさん！案内ありがとうございま…え？」
振り返ってお礼を述べようとしたが、彼の姿が何処を見渡しても見つからない。
友達「ちょっと、どこに向かって話しかけてるの？w」
YOU「あれ…？っあはは…おっかしいな…確かカルラって言う守護神の方がここまで…」
友達「ええ…守護神って…YOU、迷子になってちょっと疲れてんじゃないの？気晴らしにかき氷食べに行こうよ！」
YOU「そうだよね！疲れてるのかも！かき氷食べよ！」
確かに、よく考えれば守護神なんてこの世に居るはずがない。迷子で気が滅入ってしまったが故の幻覚だったのかもしれない。
しかし、ここまで来れたのは紛れもない彼のおかげだ。…ふとあの時の手の感触を思い出すと、顔が急に熱くなってきた。
この熱さは友達に変に思われた恥ずかしさか、それとも人熱か、迦楼羅天の吹く炎の温度か。
…はたまた見初めた彼への恋心か。
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グーグ - 烏天狗のイラスト可愛くて尊すぎないd チーン 私は可愛さに昇天した (2023年4月1日 21時) (
レス) id: 8037ed60ca (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - はじめまして！リクエストで破怪ってお願いできますか？設定はお任せします！ (2022年11月23日 10時) (レス) id: 09fbf55efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2021年8月1日 0時
