小説を書く時に花のことについて調べていたらふと思い立って作ってみました。悲恋が多めですので苦手な方はUターンしてくださいませ。
作者の他作品:
【鬼灯の冷徹】地獄の底のシャングリラ
【鬼灯の冷徹】今日も今日とて【初投稿】
【鬼灯の冷徹】これは絶対恋じゃない!
---------------キリトリセン---------------
▽今日はどのお花にしますか?
*彼岸花
*勿忘草
*エリンジウム
*イフェイオン
*ハナミズキ
*エーデルワイス----作成中
*リナリア----作成中
*黒のチューリップ----作成中
番外編:999本の薔薇(薔薇は本数によって花言葉が違うので、今回は999本の場合限定とさせていただきます)----作成中
5種類の結果パターン
本日の花言葉です - 2024年5月5日
真っ赤な着物に黒い帯を締めて、今日もせっせと働くYOU。その白く滑らかな肌、赤くて小さい唇と儚げな瞳に、魅了される男も少なくなかった。
「鬼灯様、あの...」
「営業時間外なので昔のように呼び捨てで結構ですよ。」
閻魔大王の第一補佐官、鬼灯もその1人だった。
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「ねぇ、あなたいつも鬼灯様と一緒にいるわよね。」
「そうですね。」
「生意気なのよ、あんた。鬼灯様の一番です、みたいな顔してさ。」
「だよね〜ほんとこいつうざったいったらありゃしない」
「小鬼と人間の混血児のくせに」
「ッ....それが...どうしたって言うんですか....」
大きい鉄の塊がYOUの頭上で振り上げられる。恐怖のあまり身をすくめ、叫ぶこともできなかった。
「ガハッ....うっ....やめて...」
零れ落ちる涙は血と混ざって淡い桜色の水たまりを作る。
「やだ...助けて....」
.
「何をやっているんですか、貴方達」
「!」
「いえ、これは..」
「問答無用。あなた達には然るべき罰を受けてもらいます。どうぞ、連れて行っておしまいなさい。」
.
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「....さ.....い.......」
ベッドに寝かせられた少女のような風貌の“それ“は目をパチクリさせた。
「起きてください」
「おはようございま...す...?」
「....!!!」
思わず鬼神の目から涙が零れ落ちる。
「ずっと...もう...目を覚まさないかと...っ」
「鬼の目にも涙、ですねぇ」
呑気に笑いながら、YOUはそっと鬼灯の頬に触れて涙を拭く。
「まだ退院はできませんが、退院するまで私が毎日お見舞いに来ますよ。」
「やだなぁ、鬼灯ったら世話焼きさんなんだから。誰にでも優しくしちゃうから残業だって増えるんじゃない?」
「それは心外ですね」
YOUの横には彼岸花の花束がそっと置いてあった。長い茎の先には燃えるような赤の花が咲き乱れている。
.
「私が想うのは、ただ貴方だけというのに。」
地獄では吹くはずのない、秋風がそっとカーテンを揺らした気がした。
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彼岸花---別名「地獄花」「死人花」
秋のお彼岸頃に咲く事から、この名前がついた。
長い茎に赤い全身有毒で、経口摂取すると死に至ることも。
花言葉は「想うは貴方一人」。
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四月一日不可子(プロフ) - 冰彗龍さん» ありがとうございます! (2018年3月12日 7時) (レス) id: eda1a9c8dd (このIDを非表示/違反報告)
冰彗龍(プロフ) - いいと思います! (2018年3月12日 6時) (レス) id: 787373ab76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:四月一日不可子 | 作成日時:2018年3月11日 17時