弾ける笑顔のあの子はヤンデレ【swap!sans】

5種類の結果パターン

スワ「今日のヤンデレは...?」 - 2024年5月7日

どうしよう...

いつもの時間に大いに遅れてしまった。

スワップ君は、毎日私に会いたいと言うから、決まった時間に家に行く事にしている。

こうなれば、一緒に住んだ方がいいのだろうか...

いつもはちゃんと時間に着いてる。早ければニコニコで出迎えてくれる。

でも今日は、今日は、何故か遅れてしまった。

『急がなきゃ...』



『こんにちは!』

スワ「随分と遅かったなYOU。」

『ごめんね。今日は目覚ましが鳴らなくて...』

スワ「嘘だ!絶対他の誰かと何かをしていたんだ!」

『違うよ!本当だって!』

案の定信じてくれない。

そう、昨日目覚ましをかけたんだが、壊れていたのかなんなのか、鳴らなかったのだ。

スワ「絶対違う、絶対違う...」

彼は呪文のようにそう言い続けている。

『ね、ねえ、聞いてくれる?』

スワ「何をだ?」

『本当なの。私は本当の事を言ってるんだ。分かる?』

そう言った私は、彼の手にあるナイフに気付かなかった。

グサッ

『うっ!?!?』

お腹を刺された。痛い。

口(くち)に血の味が滲む。

スワ「貴様の言い訳なんて聞きたくないのだ。」

『いい、わけじゃ、ないよ...しん、じて...?』

立っていられない。

私は倒れた。

天井が見える。

スワ「俺様、本当はこんな事したくないのだ。でも、YOUがいなくなるくらいなら、こうした方がいいと思うんだ...」

彼は覗き込んで言う。

スワ「こうすれば、俺様とYOUは"ずっと一緒"!そうだろ?」

『う、ん...』

朦朧とする意識の中、私はそう答えた。

ああ、もう駄目だ。持たない。

私はゆっくり目を閉じた。

最期に見たあの子の顔は、怖いくらい素敵な笑顔だった。

スワ「...死んだか?やった!!YOUは俺様の物だ!!」

スワパピ「おーい!サンズー?」

スワ「む!兄ちゃん!」

スワパピ「ん?血が付いてないか?あとYOUは?」

スワ「これはケチャップなのだ!それとYOUって誰だ?」

スワパピ「ああ...そ、そうか...」




END1.「弾ける笑顔のあの子はヤンデレ」

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