ココロのウラオモテ。

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ココロの、ウラとオモテ。

人の心には、裏表がある。
　
　
　
　
　

＿＿＿＿それは、モンスターも同じ。

今日の彼は、一体どちらだろうか＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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今見ることが出来るココロ。

＊Nightmare ※
＊Murder
＊Ink
＊Dream
＊＿＿
＊＿＿＿＿
＊＿＿＿
＊＿＿
＊＿＿

※ウラに気を付けて。

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どうも、きもPです。

ついに日替わりまで出してしまいました。
日替わりを作るのは初めてなので、至らない所もあると思いますが、どうか見てやって下さい…

8種類の結果パターン

＊今日は誰のココロを見るのだろうか。 - 2024年5月4日

嬉しかったんだ。

ずっと好きだった、彼に告白されて。
凄く嬉しかった。

それに、恋人っていう関係にもなって…

＿＿＿でも。

足りない。

まだ、足りない。

忘れっぽい彼が、いつでも思い出せるように。

私という存在を、刻みつけないと。

*

少し…少しだけ、目を離したんだ。

彼女が…「喉が渇いた」って言うから、飲み物を取りに…

それで、部屋に入ろうとして…ドアノブに手を掛けたら………

何かが落ちるような、音が聞こえて。

僕は、急いで彼女の居る部屋に入ったんだ。

そこに彼女は居なくて……

＿＿＿彼女が居ない代わりに、窓が開いていた。

そこから、爽やかな風が吹き抜ける。

窓に近寄った。

外を見渡す。

芝生の緑。

池に溜まった水の青。

その中でも、一際輝く…

夕日と血で赤く染まった、最愛の人。

僕が駆けつけた時、もう彼女は虫の息だった。

首も、手も、足も、反対の方向に折れ曲がって。

彼女の黒曜石のような瞳だけが虚ろに開いて、僕を映していた。

「…医者なんて呼んでも、間に合わないよね。
そうでしょ、YOU……」

＊…

彼女は、答えない。

僕は、彼女を中へ入れ、カンバスの前に座らせた。

【私がﾀﾋんでも、描き続けてくれる？】

「…そうだね、YOU。君の言う通りだ。」

この一瞬の美しさを

儚さを

カンバスに閉じ込めないと。

僕は鉛筆を持って、彼女を描き始めた。

人形のように力なく座り込む彼女を。

アタリ、下書き、線画。

慣れているからか、スムーズに作業が進む。

最後に…何色で彼女を彩るか迷った。

ふと、自分の足元を見下ろしてみる

「…赤……」

＿＿＿＿＿＿＿これだ。

筆先を、鮮血のような赤で染める。

そして、絵の中の彼女へと振りかざす。

悲しみと、憎しみと、怒りと、愛を込めて。

いつしか、彼女が描かれていたはずの絵は、どす黒く、淀んでいた。

「…」

あんなにも、美しかったはずなのに。

僕が感情を込めて描いた絵は、醜いモノへと姿を変えていた。

モデルの彼女も、同じように醜い死体へ成り果てて。

「僕、は…何を…」

目から涙が溢れる。

僕に感情なんて無いはずなのに。

胸が、締め付けられるような…

「これが…悲しい、ってことなの…？
ねぇ、YOUｯ……」

そう、彼女に問い続けていた。

Ink【ウラ】