イイ事…しない？Ⅱ【歌い手】

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『イイ事…しない？』第二弾！感謝です！

不快だと思うコメント、またそれを匂わせるコメントはこちらで容赦無く削除させていただきます。

✼作品紹介✼

防音室に閉じ込められたら元々狼だった人が野獣になりました。【歌い手】

・坂田の幼馴染、大天使にアタックします。【まふまふ】【歌い手】

✼メンバー✼

まふ…3
そら…3
るす…4
天月 …2
うら…2
坂田…2
志麻…3
なる…2
あら…1
AtR…1
セン…2
シークレット…1

27種類の結果パターン

気持ちイイ事、したくないの？ - 2024年5月9日

本日は天月で眼鏡

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天月君のイラストは、よく赤い眼鏡を掛けている絵が沢山ある。けど実際には眼鏡を掛けている事なんて無いに等しい。

って事で…。

「……え？」

『え？じゃない！』

「はいコレ掛けて～」と私の使っている眼鏡を天月君に渡した。
それもイラスト通りの赤。完璧だ、どきどきする準備は出来ている。

一度で良いから見てみたい…そんな気持ちが芽生えて彼に掛けさせたのだ。

「…え、あ…こう？」

理由を聞く前に何かしてくれる所は天月君の優しさ。そういう所も含めて好きになったのかもしれない。
彼は、「YOU、YOU」と私の名前を呼んだ。

「じゃーん、どお？」

『…』

息を飲んだ。嘘だ、やっぱり準備なんかできやしない。

『む、むり格好良い』

ぽそっと呟くと、彼の眼鏡がずり落ちて「え」と驚いた顔をした。
自然と頬が緩んで見とれてしまう。

「えっそんなに良い？」

『直視出来ない…』

そういうと彼は照れながら頬を掻いた。
…でも、伊達眼鏡じゃないし、度が強いから早く取らなきゃだよね。
そう思った私は彼の顔からそれを外そうとした。

「あっ、待って、駄目」

『えっ』

ぎゅっと眼鏡を外そうとした手を捕まれ、腰に手を添えてそのまま床へと押し付けられる。余りに急な事過ぎて心臓が止まる位驚いた。

「…俺もしたい事があるんだけど」

嫌な予感がしつつも「…何？」と聞くと、彼の唇は弧を描いた。

「YOUは目が悪いから俺の顔良く見えてないのかなぁって思って」

それを言われてから何秒か口を開けていたが、はっ、として「そんな訳ないでしょ！」と言った。
クスクス笑う彼は「そ？じゃあもっとちゃんと見て」と掛けている眼鏡を取って私に掛けた。

『えっ、何？』

「何じゃない。ほら、俺の顔よーく見て」

『み、見てる！』

「え？嘘だ～。さっきから目ぇ逸らしてばっかじゃん」

するともっと顔を寄せ唇が触れる所まできた。心臓が爆発しそうな中、天月君は首を傾げキスをする＿＿…

と、思いきや。

「…あれ、口届かない…」

私が掛けている眼鏡が当たり、上手く出来ないそうだ。
むっ、としながらそれに手を掛ける天月君。

「……キスするなら、眼鏡無くても…お互い見えるよね」

そう言って口を重ねる。天月君の眼鏡姿を堪能していたのに、いつの間にか逆になってしまった事がものすごく悔しい、なんて思ってしまった。

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