【おそ松さん】風邪引いた？俺／僕が看病してあげる【日替わり】

21種類の結果パターン

ゆっくり休んでね。by 六つ子 - 2024年5月6日

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　今日はトド松お兄ちゃんと映画を観にいってきた。
　今はその帰りである。


「面白かったねYOU！やっぱり恋愛ものっていいよね♪」

「ね！キュンキュンするよねっ」


　歩きながら、突然トド松お兄ちゃんが顔を覗き込んできた。


「……ねぇ、なんか顔色悪くない？大丈夫？」

「えっ、そうかな……」


　今の今までまったく自覚がなかったが、そう言われてしまうと具合が悪いような気がしてきた。


「……僕も今日疲れちゃったし、今日はみんなで早く寝よっか！兄さんたちも無理やり布団にぶち込むから♪」

「あはは、ありがと――」


　そのとき、ぐらっと視界が回転し、よろめいた。


「あっ、危ないっ！」

「あ、ありがと……」


　トド松お兄ちゃんは、倒れそうになった私の体を驚きの瞬発力で支えてくれた。


「んー、このまま歩いて帰らせるのは心配だなぁ」


　トド松お兄ちゃんはそう言うと軽々と私を抱き上げた。


「ちょっ、トド松お兄ちゃん何やってるの！？恥ずかしいよ！」

「ここから家までの道は人通りも少ないし大丈夫だよ。
それに、こういうの一度やってみたかったんだ」


　トド松お兄ちゃんはニコッと無邪気な笑顔をこちらに向けながら言った。

「いやいやいや何が『こういうの一度やってみたかったんだ』よ！！
……っていうか重くない！？重いでしょ！やめて！」

「出た〜、女の子特有の決まり文句。
あのねぇ、重いどころか軽すぎだから。
ちゃんと食べてる？食べてないでしょ？だからこうやって風邪ひｋ((あーもう分かった分かった！食べるから！
……本当〜？でも降ろしませーん」


　トド松お兄ちゃんはそのまま歩き続ける。


「なんでよ〜……」

「普通に心配だから。
兄弟の中じゃ一番下だけど、兄さんたちだけじゃなくてさ、僕にももっと甘えてよ」


　トド松お兄ちゃんは急に真面目な顔をして言った。


「トド松お兄ちゃん……。
……うん、分かった……」


　私がそう言うと、トド松お兄ちゃんはまたいつものように微笑んだ。


「僕だってYOUのお兄ちゃんなんだからね」





――――

　今日はトド松でしたね！
　今風邪を引いてしまっている方、早くよくなりますように！
　風邪を引いていない方も気をつけてくださいね。
　最後まで読んでくださりありがとうございました！

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