ハイキューと日常を。

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日常のキュンっとしちゃうような場面を毎日日替わりで届けられるように頑張ります。
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今日は誰とキュンとする？ - 2024年5月5日

木兎光太郎･ハサミ (彼女目線ver.)

クラスでの文化祭準備。

私たちのグループはメニューを考える。

話し合いの最中、私は気になって同じクラスの木兎のことを盗み見る。

木兎は装飾のグループに回されていて、周りの人たちと色画用紙を広げている。

パチっと視線があった。
恥ずかしくて私は視線を逸らす。
別に木兎を見てるんじゃなくて、全体を見渡していたんです、とでも言うかのように

そしてもう一度反対周りで見渡し、そっと木兎の方を見ると、めっちゃこっちを見てる…

なんだろう、という顔で私に向けられているかまだ不確かな木兎の視線を見る

すると、なにか彼がジェスチャーしてくる。

(え、なに…？)

その必死さに思わず笑ってしまう。
でも私が反応すれば反応するほど彼のジェスチャーは激しくなっていき、笑ってしまうのを抑え、ちゃんと考えなきゃと思った

でも、うーん、なんだろう…
そう思って彼がやっていることを関連させて考えてみる…

あ。答えは案外簡単で。
あるある！そう思った私は木兎にOKのサインを出す。

それを確認した木兎はニコニコしてこちらに来る。

｢はい、これだよね？｣

｢そうそう、サンキュー｣

その言葉だけ交わし、彼はグループに戻っていく。

｢２人、なんだか夫婦みたいだね｣
木兎がグループに戻ったのを確認して言われる。

｢え…？｣

｢目立ってたよ、木兎のジェスチャーから今まで｣

そう言われてハッとする。マジか…

｢まあ木兎は気づいてないっぽいし、一生懸命だったもんねー｣

なんだか、嬉しいような恥ずかしいような。
むず痒くなってしばらく真っ赤になったままだった。