【日替わり】キセキの世代が先生だったら…

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今日のあなたの先生は・・・・・！？・！？ - 2024年5月7日

氷室辰也→英語教師です！

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氷「………」
貴『…氷室先生、どうかしましたか？』
氷「YOU…いや、気にしないで」
貴『でも体調が優れなさそうじゃ…』
氷「…じゃあ、俺の話聞いてくれる？」


英語の現役教師、優雅で美麗な――氷室辰也先生。
アメリカにいたというから、氷室先生の英語は滑らかで流麗な発音だ。

でも、氷室先生は、もう少しで転勤してしまうらしい。


貴『そっか…氷室先生は、いなくなっちゃうんですね…』
氷「あぁ。そうなるね」
貴『私…悲しいです。氷室先生が変わっちゃうなんて…』
氷「俺もだよ。授業でいつも熱心に聞いてくれてたのは、YOUだから」


氷室先生と私以外誰もいない職員室で、響く声。
椅子に座る先生が、手を伸ばして私の頬に触れた。

先生の深い藍色の瞳が、私をじっと見つめる。


氷「…YOU、俺に思い出をくれない？」
貴『…へ？思い出って、なんですか…？』

… … … … …

貴『せ、先生くすぐったいです…！//』
氷「それは、YOUの脚が小刻みに震えてるからだろ？」


職員室のソファを借りて氷室先生に膝枕をしています。

なんだかぼうっとした気分のまま、氷室先生の髪の毛を梳いた。
さらさらと流れる黒髪が綺麗で、思わず見とれる。

あぁ、もう氷室先生には会えないんだ。


貴『…氷室先生、』
氷「どうし、…！」
貴『い、いかない、でくださ…いっ…』


私の目から、涙が零れた。

本当はさっきまで笑ってたし、泣く気はなかった。
だって、氷室先生の気持ちを暗くさせたくなかったから。

そう思って、ごしごし目を擦った。


氷「…YOU、擦ったら目腫れるよ？」
貴『べ、別にいいです…っ』
氷「見せて」


有無を言わせない声音に手を離すと、ひやりと冷たい手が目に触れた。


貴『ひゃっ…つ、つめた…』
氷「こうしてれば大丈夫」

貴『先生…私――先生のこと、好きです…』


溢れる涙を拭きもせずに、氷室先生の瞳を真っ直ぐ見て伝えた。
すると先生は驚きに目を見張る。

次の瞬間、私の視界いっぱいに氷室先生の顔が広がった。
唇にあたたかいものが触れる。


貴『っぁ、せ、先生…？//』
氷「嬉しいよ、YOU――俺も好きだ」


私を見て微笑んでくれる先生との時間が、
少しでも長く続けばいいと思う。

そのあと、私と先生は深いキスを何度も繰り返した。

―――――――――――――――

氷「評価はもちろん…くれるよね？」

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