【 歌い手 】青春恋愛秘密日記 . 。 【 日替わり】

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今日のページは？ - 2024年5月4日

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まふ 『 好きです！ 付き合ってください！ 』


『 お断りします 』


この会話 , もう何回目だろうか
僕は 高校に入ってすぐ , 音楽室で美しく歌うセンパイに恋をしました


同じ科なので会うことも多く
目が合う度に好きになっていく



沢山アピールしているのに
彼女はいっこうに振り向いてくれない



でも ！ 諦めずに 僕はアタックし続けます





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.


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──── 放課後




『 君はいつも飽きないね 』


まふ 『 飽きませんよ！センパイの事好きですもん ！ 』


『 はいはい .. 』



二人で歩く帰り道
センパイが寒そうに手をこすっているのが目に入った



まふ 『 センパイ , ちょっとここで待っててください！ 』


『 ？ 』


僕はセンパイに止まってもらうよう指示をして
自販機へ走る



ココアを二つ買って
センパイの元へ戻った時




男 『 なぁ〜に , キミかわいいね！ 』


『 離してください っ , 』


男 『 男に触れられるのってあんまり免疫ない感じ？
可愛い 〜 ねえ 俺らとカラオケ行かね？ 』



チャラチャラした男子高校生にナンパされている彼女
いつもの僕なら , 無視しているだろうけど
されてるのが センパイなら , 話が別だ




──── 『 僕の彼女に 何やってるんですか 。 』



今にも泣きそうなセンパイを抱きしめる
涙を溜めた目が僕を見上げる
すかさず僕は涙を拭って



まふ 『 一人にさせてごめんね？ 』
と 謝り , 頭を撫でる


いつの間にか チャラチャラした男子高校生はいなくなっていて
僕とセンパイふたりきり。


『 真冬 .. くん っ 』
センパイは糸が切れたように泣き出して
僕はどうしたらいいかわからずあたふたしてしまう



とりあえず頭を撫でていると
センパイが 顔を真っ赤にして




『 ね , 真冬くん .. 』



僕の名前を呼びながら服の裾をチョンっと引っ張った
ああ .. 可愛すぎる



にやけそうになるのをなんとか堪えて
センパイの話に耳を傾ける




『 好き .. かもしれない 。 』

センパイはそれだけ言うと歩いていってしまう



.. すき？

センパイが .. 僕を？



一人呆然と立ち尽くしてると


『 真冬くん , 早く帰ろう 』


遠くからセンパイの声が聞こえる
その表情は ほんのり頬が赤くて
テレビでやってた " 恋をしている表情 "
そのものだった



嬉しくなって
センパイの元まで走って抱きしめる



まふ 『 YOU , 大スキ 。 』


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