【ハイキュー】ただ君を愛したいだけ【日替わり】

13種類の結果パターン

君を愛したいのは俺だ - 2024年5月5日

「工くん！！」

「あ、YOUさん！！」


年下の彼氏である工くんを見つけて声をかけると、嬉しそうに笑って走ってやってくる。犬みたい...尻尾が見えるような気がするけど、それは多分気の所為だ。工くんに抱きつくと、抱きしめ返してくれる。スンスンと首元を匂ってくるため、くすぐったくて笑うと可愛いです！なんて言ってキスを落としてくる。幸せな日々。だけど唯一1つだけ、工くんに言えていないことがある


「で、最近どうなんだよ。まだストーカーいんの？」

「うん」

「だから1人で帰んなって言ってるだろ」


はぁ、とため息をつくのは同じクラスの白布賢二郎。中学の頃から仲がいいから相談事とかは賢二郎にしてる。ストーカーされていることはまだ工くんには言っていない。工くんは優しいからきっと毎日送ります！！って言ってくるだろう。疲れている彼に頼りたくないし、心配もかけたくないから言えない


「五色に言えば？喜んでお前に着いていくだろ」

「迷惑じゃんか」

「俺が迷惑してるんだけど」

「...すみません」


やっぱり工くんに言った方がいいのかな、と思っている時だった。元気に私を呼ぶ声が聞こえてきて、そっちを見ると案の定工くんがいた。私と賢二郎を見た工くんはクラスに入ってくる


「何してるんですか？」

「あー、えっと...」

「YOUがストーカーされてるからどうしようかって話」

「ちょ、賢二郎！」

「俺、迷惑だから五色こいつのこと家まで送ってやれば？」

「もちろんです！YOUさん、俺に任せてください！！」

「え、あ、うん。ありがとう」


ほらな、と口パクで言った賢二郎は立ち上がってどこかへ行った


その日の放課後。私は工くんの部活が終わるまで図書室で勉強をしていた。終わる時間を過ぎていたため、急いで門まで行くと工くんが大きく手を振っている。私も手を振り返してそこまで行き、歩き始めた


「ストーカー、今日はいそうですか？」

「ううん。大丈夫」

「よかったです！！」


無事家まで帰れた。工くんは私が家に入るまで待ってくれた。パタンとドアを閉める。明日からも無事帰れますようにと願った




「YOUさん、貴方は俺が守りますから」


______俺がストーカーだったなんて気づかないだろうな




【俺がいるから安心ですよ、ずっと...】

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