[マギ]熱帯夜。[日替わり]

8種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月6日

ティトス、暑い夜だねぇ
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「……なあYOU」
「なぁにぃ？」

　言わずとも彼の伝えたいことは解る。こんな真夜中に部屋に押し掛けていきなり寝ていたところを後ろから抱き締められれば驚いて起きてしまうのは当たり前。

「何でボクの部屋に？」
「ん〜、あたし一人じゃ眠れないしィ」

ティトスは呆れたように溜め息を吐くと 彼女の腕を掴んで引き離し 暑い、と窓を開けた。

「一緒に寝ようよぉ」
「何故ボクなんだ……」

　彼は困ったように眉を下げながらベッドに再度寝転がる。彼女は彼をまた後ろから抱きしめると ほんの戯れで彼の胸元をまさぐった。まるでアラジンが女性の乳を揉みしだくように。

「なっ……やめろ！」
「ティトスは可愛いねぇ」

　彼女の悪戯に呆れて彼は寝ようとするも 悪戯にしては手付きが厭らしい。すごく不快。

「離せ」
「やぁだぁ」

　これでは寝るに寝られないし 明日の朝にはレーム帝国最高司祭としての務めがあるのだから早く寝ないといけないのに と彼は焦る。

「ティトスのちっぱい」
「それはキミの方だろう」
「うるせえ」

　彼女は頬を膨らませると彼の服の中に直接手を入れて胸板を触り出した。

「ひぁっ！ や、やめろっ」
「あたしを侮辱した罪だしィ」

　あぁもう！ と彼が大きめの声を出すと 彼女の身を引き離して逆に彼女に乗り上げる。彼女を組み敷いたのは初めて(というより誰かを組み敷く事自体初めて)なのだが 彼女は驚いたように目を白黒させた。

「そんなに眠れないなら ボクの相手をしてよ」
「えっ……!? な、何言ってんのぉ……?!!」

　彼女のかなり控え目で小ぶりとも取れる乳に軽く手で触れる。揉む、とまではいかない手つきで。

「キミの胸は可哀想なほど貧相だな」
「ふっざけんなっ」

　彼女の耳元で「寝る？」と聞くと その声に孕まれた色気に浮かされたのか彼女が擽ったそうに身を捩る。

「それとも、ボクの相手をしてくれるの？」

　こんな台詞、言う方が恥ずかしい。そう言った知識も齧る程度にしか無いし ほぼやけくその様な勢いで言った言葉だった。

「YOU？」
「……ッ、良いよ」

　思わず彼女に「え？」と聞き返す。

「だ、だからぁっ……
　相手してあげても……良いって……！」
「……！」

　無意識の内に彼女の胸に置いていた手に力が入った。

「んっ！」
「あ、ああすまない……つい」

　可愛い侵入者に、今宵は寝かせてもらえなさそうだ。

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