【HQ!!】白鳥沢に愛され隊。【日替わり】

15種類の結果パターン

しーらとりざわ！(ｶﾞｶﾞﾝｶﾞﾝｶﾞｶﾞﾝ - 2024年5月5日

「ねぇ若利」

「何だ。」


渇いた喉にドリンクを流し込みながら、俺を見上げるYOUにそう返す


「何だじゃないよもう！！」

ちょっとおかしくない？！、と、地団駄を踏んだソイツが言う。
衝撃で、手に持っている誰かに渡すはずのタオルがハラリと落ちた。


「･･おかしくないかと言われても、主語が無いから分からん。」

「分かってよ馬鹿ぁ！！だって、昼休みのアレ、見たんでしょ？！」

『アレ』？

それはなんだと言う風にソイツを黙って見つめれば、ハァ、とめざとく溜め息を吐くYOU


「昼休み、あたしが告白されたとこ！」

＿＿あぁ、

「それか。」

「それか、って、何とも思わないの？！自分の彼女が告白されてるところ見て？」


なんかこう、ほら、ないの？！と、顔を近付けてきたソイツ


何とも思わないのか、か＿＿




「＿＿だって、お前は俺の彼女だろう？」

「え？いや、そうだから…告白されてるとこ見て何か思うのかって聞いて」

「何か思うも何も、お前は俺の女だ。
自分のことが好きだと分かっている相手が告白されているところを目撃しても、何とも思わん。」

俺という相手がいるんだからな、と、俺を見上げるソイツに告げた。


勿論、今言ったことに嘘は無い。そうでもなきゃ、YOUと付き合うはずがないのだから。



「･･･。」

YOUはというと、ポカンとしたまま俺を見つめているだけで。

･･何か言われるかと思ったのだが、何も言わないのか？


不思議に思って、首をかしげると。




「＿＿っば、馬鹿ッ、やだ、嬉しいこと、真顔で言わないでよ･･！！」

湯気でも出るんじゃないかというほどに顔を赤くしたソイツが、下を向きながら言った。

口元が綻んでいるように見えるのは、気のせいか？



「･･すまない。俺は変な事を言ったらしいな」

「え？！や、違うって、嬉しいって、言ってんのよ･･」

正直ヤキモチ妬かれるより嬉しい･･、と、ぶつぶつ呟くYOU



「嬉しかったのか。」

「う、うん。･･ていうか照れる」

「そうか。それほど俺のことが好きなんだな。」

「うんう＿＿ん？」

それまでしきりに頷いてたソイツが、ピクリと動きを止めた

そんな姿を気にも止めず、俺は本能の思うままにYOUの腰を抱き寄せる



「＿＿まぁそれは、俺も同じなのだが。」


言った瞬間、耳まで赤くなったその姿を目にして、自然と笑みがこぼれた。



＊＊＊＊＊

牛島若利×素直

(その素直さは、恥じらいさえも吹き飛ばす。)

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