[Undertale] *私と貴方の恋愛日常* 【日替わり】

5種類の結果パターン

今日は……？ - 2024年5月5日

1.エイプリル(甘)[Sans]



「ねぇねぇサンズ。」


「何だ？YOU。」


ソファに座っているサンズを後ろから抱き締める。
くるりとこっちを見るが、思ったより驚いていない。


サンズと付き合い始めてからもう5年がたとうとしていた。


「今日はなんの日か知ってるー？」


「さぁな。
一体なんの日だって言うんだ？」


「うーん知らないのか…(今日はエイプリルフールなんだけどな…)」



YOUはむむと困る顔をしたが、

実際に心のなかでは知らなくてよかったという気持ちでいっぱいであった。


そこでYOUはサンズが本当に知らないのか試してみることにした。


「あのねサンズ………

ちゃんと聞いてくれる……？」


「おう。どうしたんだ？」


「私ね…








お腹に赤ちゃんがいるみたいで…」



「……それは、本当か！？」




サンズは聞いた瞬間目を見開いた。


驚いた表情で本当か！？なんて言うものだから

今日がなんの日か本当に知らないんだなと思った。


「俺達…親になるのか…？」


「うん……そうみたい。」


サンズは立ち上がってYOUを抱きしめた。


「俺は…親になれる自信がない

だが、お前がそれでもいいって言うなら

絶対にお前を幸せにすると約束する……」


YOUの首に顔をうずめるサンズ。


「ありがとう……サンズ。

私、それでもいいよ…」


「heh…ありがとな。



でもYOU。

自分だけで悩みごとを抱えるんじゃなくて

俺とかパピルスにも相談しろよ？


お前の周りに頼れるやつはいっぱいいるんだぜ？


今日なんかはエイプリルフールで皆いねぇから俺に頼れよ。」



え？

知ってたの？


「サンズ…？今日なんの日か知ってたの？」



「あぁ…知ってたがそれがどうかしたのか？」


衝撃の発言。

YOUはサンズが知らないと思って嘘をついた…

これはまずいことになりそうだ……



「…サンズ……ごめんね」


「どうした？急に…」


YOUはどうしようもなくなったため、正直に話すことにした。


「ごめん……妊娠したなんて嘘だよ……」


「………だと思ったぜ？YOU。」



「え…？」


「俺はお前が今日はなんの日か聞いた時点からとっくのとうに気づいてたが？」

しまった。

サンズは最初から分かっていたんだ。



「まぁでも…その「嘘」を「本当」に変えることだって出来るんだぜ？……」

「サンズ何言って…」

簡単にソファに押し倒される。


「heh。最高の日にしようぜ？」


「え、え…？」


END

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