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CSS 夏は貴方と似ているようで、似ていない。：
どうも、三津です。
今回のテーマは、
【夏】です。
そして、
【合作】です!!!!!
(驚きました?
ええ、私も驚きです。)
：Special Thanks ◎
▽ かぐや 様
▽ 雪原 ゆずき 様
────
▽ｷｬﾗ
イルミ ×2
ヒソカ
ノヴ
パリストン
フェイタン
シャルナーク
ウヴォーギン
マチ
フィンクス
護衛軍＋王
クロロ
▽どの作者が誰を書いたのかは読む時のお楽しみで!
12種類の結果パターン
暑い夏を駆け抜けて。 - 2024年5月4日
きっともうその青の瞳に、オレが映る事はない
イルミ：雪原 ゆずき
しゅわり、と耳に心地良い爽やかな音。手から伝わる冷んやりとした温度は、この季節には気持ち良かった。
「……イルミ？」
「うん。ホント気配には敏感だよね」
職業柄、音を出さずに近付いた筈だと言うのに、彼女には気付かれていたようだった。
幾重にも巻かれていた包帯は、彼女の視界を遮って。
きっと、今の彼女の目に映るのはイルミの瞳と同じ色。
「まぁね。目が見えないからかな？
余計、周囲の気配には敏感になっちゃうんだよね、」
「それって嫌味？」
「さぁね」と首をすくめて、YOUはくすくすと笑う。
目を上手く合わせる事が出来ない事が嫌なのか、何時もの様に前を向いたまま話すYOUの包帯に、イルミは手を滑らせた。
「....イルミ？」
「外すけど良いよね」
今触れているその遮る物の下には、いつの日か。イルミがまだ幼いYOUから奪ったもの。
イルミと同じく有名な暗殺一家の娘として産まれてきたYOUだったが、将来脅威となり得る芽は潰しておこう、と。
そんな依頼を受けて、イルミはYOUの両目を奪おうとした。
けれど、涙に濡れたその深海のような瞳を潰すのはどうにも惜しく感じられて。
_____あああぁあ!!!!
両目を抑えて、蹲って悲痛な叫びを上げるYOUの声はまだ耳にこびりついている。
「......イルミまだ気にしてるの？。視力が奪われただけで済んだんだから、気にすることは、」
「自分が奪った物程、後でどうしようもなく欲しくなったりするんだけど、」
ーーーどう思う？
え、と驚いたようにYOUの言葉は止まり。
風に揺れたイルミと正反対の白髪は、夏の焼けるような夕焼けと対照的に、柚月は酷く涼しげで。
夕陽に当てられた、白い陶磁器のような肌に指を滑らせ、包帯の結び目を解く。
しゅる、と音を立てて地面に落ちる包帯の下から現れたのは、光の失われたYOUの透き通るような青い瞳。
それは深海のごとく、深く深く。一度覗き込めば最後、吸い込まれてしまいそうな程で。
未来永劫、きっとこの青は自分を映す事はないのだろう。
ーーーねぇ、YOU
大きく見開かれた焦点の合わない瞳を閉じさせ、そっと瞼に自身の唇を押し付ける。
「いる、み、」
「実は結構好きだったんだよね、YOUの瞳。」
温度を上げた彼女の頬は、きっと夏の所為だけじゃないはずだ。
からん、と氷が音を立ててグラスの中で揺れた。
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桜花 - 言葉使いがどストライクでした… (2018年9月1日 9時) (
レス) id: 624c09238b (このIDを非表示/違反報告)
パルヴァ(プロフ) - 世界観が綺麗でなんだか切なくなりました…(´ `＊)もうイルミが好きすぎて心が…(笑) (2017年8月5日 21時) (レス) id: ff16e5735b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初心者３人組。(仮) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2016年8月14日 18時
