Kanaria✕APH勝手にやる奴（日替わりver.）

今日:5 hit、昨日:10 hit、合計:1,167 hit

チャアァァァァァァァァ←狂った

ということで、

ボカロPのKanaria氏の曲MVの子たちと(提供曲も含みます)

APHキャラとを

混ぜ、！

どうぞお楽しみくださいませ

完全なる二次創作です。

NO.1 「KING」✕「アメリカ」
NO.2 「エンヴィーベイビー」✕「フランス」
NO.3 「アイデンティティ」✕「イタリア」
NO.4 「百鬼祭」✕「日本」
NO.5 「デーモンロード」✕「イギリス」
NO.6 「酔いどれ知らず」✕「中国」
NO.7 「ブルーパレット」✕「セーシェル」
NO.8 「レクイエム」✕「中立兄妹」
NO.9 「BYE」✕「ルーシ一家」
NO.10 「大脳的なランデブー」✕「東西組」
NO.11 「ヒトリユラリ」✕「古代ローマ」
NO.12 「ブラッディ・グルービー」✕「イベリア兄弟」
NO.13 「シャンデリア」✕「シーランド」

13種類の結果パターン

今日のファイルは… - 2024年5月9日

NO.3 「アイデンティティ」✕「イタリア」

『新入りメイド』

ティティは、横にいる姉の顔を伺っていました。
苦虫を噛み潰したような顔。
ティティが側にいるだけで、アイはこんな顔になります。
きっとアイはティティのことが嫌いなのです。
ティティは俯きました。

今いるのは薄暗い通路。
以前は孤児として奴れいのように扱われていました。
今も、手錠を掛けられ、アイと共に歩かされています。
ご主人様って誰なのだろう？今から何が起こるのだろう？
ティティの中に、少しだけ希望の光がありました。

連れて来られたのは、とあるこぢんまりとしたお家。
隣でアイ、舌打ちをします。

『金持ちそうじゃない…』

出迎えてくれたのは、二人の青年。

「ヴェ〜チャオチャオバンビーナ！」

「お前らは今日から下僕だ、よろしくな畜生」

全くタイプが違いました。
早速アイは自己紹介をします。

『私はアイ、そしてこちらは双子の妹の』

『ティティです、よろしくお願いします』

「え？じゃあ黒髪のほうがお姉ちゃん？白髪のほうが妹ちゃん？」

『そうです』

「えー！じゃあ俺が君たちだったら白髪かあ、よろしくね」

こちらの目を閉じている青年が弟さんのようです。
それからは、部屋などを紹介されて一日が終わりました。

数日後、ティティが掃除をしていると、うっかりお腹が鳴ってしまいました。
偶然居合わせた北イタリアが笑います。

『ご、ごめんなさい…////』

「大丈夫だよ♪あ、そうだ、これあげる」

差し出されたのは、小さな茶色い塊。
食べてみて、と言われるがままに口に入れると、甘さが口いっぱいに広がります。

『！美味しい…！』

「それはチョコレートだよ」

ちょこれいと！そんなものがこの世にあるなんて！

「ふふ、欲しいならもっとあげる」

『欲しいです！』

お言葉に甘えて2つ貰っちゃいました！
部屋で眺めていたら、アイが入って来ました。

『何をボーっと眺めているの』

『あ、お姉様、これはちょこれいとというもので』

『また要らないものを買ってきて、』

目の前で捨てられました。
そのことを次の日話すと、脱力げに笑われます。

「だめだよ隠してなきゃ！それから、ボーっと眺めてたら溶けちゃうよ」

『溶けるのですか！？』

北さんは私だけに優しくしてくださるようです。

数年後、姉ところし合いになるのは、また別の話。