【文スト】君への嘘をもうひとつ

6種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月3日

＿新双黒「正義ノ対」


「…YOUさんッ…？」


YOUと呼ばれた少女は衰弱したまま、白髪の少年_敦の手を取る


「まだ…まだです」


廃墟の中へ月光が差し込み、少女の真っ白な肌を包み込む様に照らす


『…は…ぁ』


少女は苦しそうに声を上げた後、ゆっくりと瞼を閉じた。


「…っ！まだ助かります…！だから…だからッ…！」


敦の悲痛な叫びが廃墟の中で虚しく木霊する。


「止めよ…」


柱の陰に立っていた青年_芥川が冷たい瞳を少女と敦に向ける


「…さい…」

「？」

「うるさい…！お前が…お前がッ！」


敦は異能を駆使し芥川に飛びかかる


「…止めよ、人虎」


芥川は敦の胸元を羅生門で貫く。


「これはお前が僕に教えたことだ。」

「ｳﾞｩ！ｸﾞﾙｩｩ！」


敦はもう動くことのない少女の身体を投げ捨て芥川へと突進してきた


「…人虎ッ!!醜い感情に流されるなッ、そう僕に教えたのはお前だ」


芥川は投げ捨てられた少女の身体を異能で包み込み、上へと持ち上げる

そして、敦の身体を更にもう一度貫いた



「目を覚ませッ…人虎…否、中島敦ッッッ!!!

＿＿異能力 羅生門獄門顎 彼岸桜ッッ!!!」



敦がその場へ崩れ落ちる

感情に流され、芥川へと怒りを見せていた表情ではない。

正義で満ち溢れた、優しい人間の顔だった

芥川は溜息をつき、目が覚めた少女に笑いかける



「娘、何故この様なことを僕にやらせたのだ？」

『…さぁね？さて、帰りましょう。敦、起きて』

「…起きぬな」

『芥川、異能で送ってくれない？』

「何故僕が…」

『んー、頼んだよ〜まったね〜』

＿＿＿


「YOUさん何がしたかったんだろ…？」

「人虎、お前…」

「人を哀れむ様な目で見るなッ！」

「しかし…」

「しかしじゃないっ！」






「「★とコメント、よろしくお願いしますっ！」」

「何故僕が…」

「つべこべ言わずYOUさん迎えに行くぞ」

「…解せぬ。」

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