キスして下さい。【銀魂/日替わり】

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望月「実はイチャラブと悲恋のどっちもあんだよね」神楽「マジアルか！」 - 2024年5月7日

ー今日は夜兎工を占めた不良ですー


「やっほーYOU」

「来ないで下さい、気安く名前呼ばないで下さい」

「じゃあ何て呼べばいいのさ」

「来なければ問題ないかと」



何故か神威に目をつけられたYOUは朝の登校中、いつものように彼を軽くあしらっていた。

初めて会った時から不思議と全く恐怖を覚えず、それが現在に至っている原因なのかもしれない。



「へっ、毛嫌いされてんじゃねェか番長」



恐らく無理矢理連れて来られたであろう阿伏兎が鼻で笑う。



「観念しな嬢ちゃん。番長に目をつけられたらもう逃れられねェよ」

「私はずっと反抗し続けますよ」

「けっ、つれねェなぁ」



「ねぇ、俺を差し置いて何喋ってんの阿伏兎」



皆を恐怖に落とす笑みを、神威が作った。
YOUにとってはどうでもいい笑顔だが、一先ず阿伏兎は下がる。



「……仕方ない、今日は用事があるから行くとするよ」



神威の言う用事とは、学校のことではなく喧嘩のことを指す。



「とても嬉しいです。ほら、さっさと消えて下さ____」



ホッとした表情が見えた彼女に、神威は突然容赦なく口付けをした。

YOUは驚きのあまり目を見開く。



「んな、何してくれるんですか！こればっかりは許せることじゃないですよ！？」



「……今は許さなくていいよ」

「は？」

「いつかアンタをオトしちゃえばいい話だろ」



普段見ることのない神威の真剣な表情に、不覚にもYOUの胸は高鳴った。


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