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Aさんの診断結果

第21話:Beginさん 〜ユチョンside〜
俺は彼女のあとを追ってキッチンに向かった。
そして彼女が手際よくコーヒーを淹れているのをしばらく見ていた。
コーヒーの香りが立ち上り始めた時、彼女が少しうつむいた。
何か思い出しているようだ。

話しかけていいのか迷ったが、もっと彼女のことを知りたい気持ちが迷いを押しのけた。

「僕、手伝いますよ。」
「あっ、大丈夫です。Beginさんはあちらで…」
「Beginさん」そう言った彼女は慌てていた。

「Beginさん…? あっ、僕のことですか?」
「えっ、ご、ごめんなさい…。お名前知らなくって。」

彼女にそう言われ、俺はまだ自分の名前を言ってなかったことに気付いた。
「そうだった!自己紹介するのを忘れてた(笑)。僕、ユチョンです。」
「ユチョン…さん?」
「僕、韓国人です。」
「あぁ、そうなんですか。日本語お上手ですね。日本にはお仕事か何かで?」

…え?
名前を言っても彼女は俺のことを知らなかった。
「…僕のこと知らないっすか?」

数秒間、彼女は考え込んでいた。眉間にしわを寄せて、あごに手を当てて…その顔がまた可愛くて微笑ましかった。
「ごめんなさい。」
やはり知らなかったみたいだ。
でも、俺にしてはその方がいい。

今じゃ周りは俺のことを過剰にチヤホヤし、それがたまに煩わしいと感じることがある。
俺は一人の人間として普通に接して欲しいと日々思っていた。

「別に気にしないで下さい。知らない方が変な先入観がなくていいっすから。」
そう言って微笑むと、彼女も軽く微笑んでくれた。

第20話:Beginさん第21話:Beginさん 〜ユチョンside〜第22話:手



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作者名:ちゃ〜み〜

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