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Aさんの診断結果

Aは焦り始めていた。
力の差がありすぎる。

9代目には
『おお、綱吉くんには
伝える必要はないだろう。
未来であれこれ
やってくれたようだし。
あとはおまえ次第だ。
なんとかあの技を出させなさい。』

なんて、言われてしまったからだ。

お気づきかもしれないが
Aは9代目から
零地点突破を習ったわけで。

絶賛大苦戦ちゅう、というわけだ。

「何が目的なのかと聞いている」

「…」

ボンゴレ10代目に
勝てる要素が見つからないのだ。

時は数分前。

おにごっこは疲れますー
なんて馬鹿げたことを言いながら
軽い身のこなしで逃げていった
フランにかわって
Aが10代目の相手になり。

事実、Aがやらないと
零地点突破は見ることができないため
この状況は正解である。

一方で綱吉は考えていた。

(殺気が感じられない…)

そのためむやみに攻撃はできない。

結果的に
零地点突破・改を使われているのだ。

Aは大声を上げる。
綱吉はぎょっとしたように
Aの目を見つめた。

(感情がまるだしだ…)

Aは決心した。




「…!!」




「…どうして?」




綱吉の指先が凍りだす。
赤く染まった彼の瞳が
不安げに、揺れている。

Aは力を込めた。
伝われ、伝われ。




我に返った綱吉が
負けじと円圧をあげてきた。

負けてはいけない。

Aには
この技を習得した理由がある。
この技をぶち当てたい相手がいる。
この技で守りたい人たちがいる。

頑なにボンゴレの技を渡さなかった
9代目のもとに毎日通いつめて。



「…っ」



突然、綱吉の炎が弱まった。
目を大きく見開いたかと思うと
彼の手が
リング争奪戦でのザンザスのように
きらきらと輝いた。


「ツナ、お前どうしたんだ」

リボーンが
珍しく慌てて声をかける。
リボーン自身は
ツナの勝利を確信していたからだ。

綱吉はそれに答えない。
そして

「ツナ?!」

「10代目?!」

その場に崩れ落ちてしまった。
死ぬ気の炎も消えている。

Aも唖然とした。
彼女にも想定外の流れだった。

慌てて凍りついた彼の手を
懸命に溶かしにかかる。

そして氷がすべて水に帰ったとき
彼女は殺気に囲まれていたのだった。


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- 小説が書きたかったのでしょうか?心理テストになってしまっていますよ 内容は面白いので頑張ってください (2018年4月2日 20時) (レス) id: f32c0b0cfc (このIDを非表示/違反報告)
みずにゃん(プロフ) - これはどういうものなんですか?意味が分かりません( ˙-˙ )真顔 (2015年4月27日 23時) (レス) id: efd6e6ca4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2013年8月13日 1時

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