希望は眠らない夢‐ｷｭﾋｮﾝ‐３

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Aさんの診断結果

47.ありがとう■ﾘｮｳｸside■

ﾘｮｳｸ『いえ…僕は何もしてあげれてません』

ｽﾝﾐ母『そんな事ないわ。ﾘｮｳｸ君はｽﾝﾐに恋愛と言うものを経験させてくれた。ｽﾝﾐはﾘｮｳｸ君の事大好きなのよ(^_^)きっと今も。ﾘｮｳｸ君が病院に来なくなってからも、毎日ﾘｮｳｸ君の話が絶えなかったわ…ﾃﾚﾋﾞも笑顔で観てたわ(^_^)』

ﾘｮｳｸ『…ごめんなさい…』

ｽﾝﾐ父『どうして謝るんだ』

ﾘｮｳｸ『…ずっと傍にいるって約束したのに…ｽﾝﾐが苦しいそうにしてるのを見るのが辛くて、ｽﾝﾐから逃げたんです…』

ｽﾝﾐ父『いいんだ…ﾘｮｳｸ君がﾃﾚﾋﾞに出て芸能活動を頑張っているのがｽﾝﾐの支えになってたんだよ』

どうしてﾃﾚﾋﾞに出てるだけで支えに…

ｽﾝﾐ父『ﾘｮｳｸ君の顔をﾃﾚﾋﾞで見るだけで頑張れるって言ってたんだよ(^_^)』

ﾘｮｳｸ『…ｽﾝﾐ…』

その後、何も言えなくなりずっと涙が止まらない

葬式が終わって家に着くまで涙は一行に止まる気配はなく目は真っ赤だ…

葬式で目を閉じて眠っているｽﾝﾐを見て昔の事を思い出した

些細な事で喧嘩して、でもすぐ仲直りして、毎日手を繋いで帰って、学校でもどこでもくっついていて、それをクラスの男子にからかわれて、それでも笑って仲良しでいいな～ってクラスの女子に羨ましがられて、大学も行って、結婚して幸せな家庭を築くって約束した

あの時はすごく幸せだったよ…

帰って母さんが夕飯を出してくれたけど食べる気がしなかった

仕事があるから帰らないと行けないのに体が動かない

今日父さんから受け取ったｽﾝﾐからの手紙を引き出しにしまった

ﾍﾞｯﾄﾞに転んで何も考えないで、ボーっとしていたら眠ってしまっていた

起きたのは朝の8:00頃

ﾘｮｳｸ『…最悪だ…スーツのまま』

でもちゃんと布団がかかっていた

一階におりると母さんが洗濯物を干していた

ﾘ母『おはよう(^_^)v』

ﾘｮｳｸ『…おはよ。父さんは??』

ﾘ母『とっくに仕事行ったわよ(o^∀^o)』

ﾘｮｳｸ『そっか…』

ﾘ母『ﾘｮｳｸ、仕事は??』

ﾘｮｳｸ『あるよ…』

ﾘ母『…当分こっちに居てもいいのよ??お父さんもそう言ってたから(^_^)』

ﾘｮｳｸ『…え…??』

ﾘ母『無理したら駄目って意味よ(^o^)』

ﾘｮｳｸ『…うん』

少し休みもらおうかな…