希望は眠らない夢‐ｷｭﾋｮﾝ‐３

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Aさんの診断結果

42.帰らないと■ｲﾄｩｸside■

ﾄﾞﾝﾍ『じゃぁ、どうして別れたの??』

ﾘｮｳｸ『僕には無理だった…』

ｳﾆｮｸ『??』

ﾘｮｳｸ『病気で苦しんでる人を支えてあげる事が出来なかった』

ｲﾄｩｸ『…ﾘｮｳｸ。もしかして彼女…』

ﾘｮｳｸ『高校に入ってすぐ付き合い始めて、高校卒業と同時に病気で入院したんです。初めはずっと傍にいるって約束したけど、見てるだけで辛くて…何も言わず彼女の前から消えました』

ｲｪｿﾝ『別れも告げずにか…』

ﾘｮｳｸ『辛い事から逃げて、自分だけ幸せに暮らして…最低な男なんですよ僕は』

ﾋﾁｮﾙ『ﾘｮｳｸ。彼女に会いにいけ』

ﾘｮｳｸ『無理ですよ…今更会いに行くなんて。今どんな状態かも分からないのに』

するとﾘｮｳｸの携帯が鳴る

ﾘｮｳｸ『もしもし??……え??無理だよ!仕事あるし、帰るなんて!……えｯちょ!!!!』

ｿﾝﾐﾝ『ﾘｮｳｸ??』

ﾘｮｳｸ『僕、一度実家に帰ります』

ｲﾄｩｸ『え!?』

ﾋﾁｮﾙ『どうした、急に』

ﾘｮｳｸ『父さんから電話で、すぐ帰ってこいって言われて…』

ｳﾆｮｸ『何かあったのかな…』

ﾘｮｳｸ『分からないけど、早く帰ってこい!!って怒鳴られたんで…』

ｳﾆｮｸ『でも、もう夜だし…』

ﾘｮｳｸ『夜間バスで実家まで帰れるから大丈夫』

何かあったなら帰らないと行けないし、すぐに帰る準備をしたﾘｮｳｸを駅まで送る事にした

ﾋﾁｮﾙ『気を付けて帰れよ』

ｲﾄｩｸ『連絡して』

ﾘｮｳｸ『はい』

ﾘｮｳｸはバスに乗り出発した

ﾘｮｳｸのお父さんが怒鳴るくらいなら何かあったんだろう

バスが見えなくなるまで見送り皆で宿舎に帰った