【ギャグマンガ日和】吹奏楽部にてっ！

小野…A…!!

ー15ー芭蕉「…はい、ここのドアを開けてね、話はそれから〜♪」
芭蕉先生は廊下を少し歩いて、ある教室の前で止まりそういった。
何がどうなのかわからない私は、芭蕉先生の言うことをきき、ドアを開けた。
貴)「失礼します…」
私が見たものは…。
真剣な目で楽器を吹いている曽良先輩だった。
芭蕉「曽良くん！この子、君の後輩だよ〜。」
曽良「………は？」
芭蕉「後輩…」
曽良「あぁ……………はぁ？」
芭蕉「じゃ、じゃあ、Aさん、後は頑張ってねっ！ばいばばーい！」
少し冷や汗を流してた芭蕉先生はそそくさと帰っていった。
……。
曽良「あの」
貴)「は、はいぃっ！？」
曽良「この楽器…吹いたことありませんでした…よね」
そういって曽良先輩が見せてくれたのは、長細い楽器だった。
貴)「…はい……。やったこともこの楽器の名前も知りません……」
私の言葉を聞いてため息をつくと
曽良「…これはトロンボーンです。こうやって、スライドを動かすと音が出ます。」
曽良先輩はそう言うとトロンボーンを吹いてくれた。
優しい音だなぁ………。
曽良「…今日は時間もないですし、明日から、基本的なことを教えていくので」
貴)「はい！曽良先輩！」
曽良「では、僕はもうかえるんで」
そういうと、曽良先輩は教室を出ていった。

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