キュヒョンとスローライフ１

ノラ･･･ゴ･･･？

魔法の料理￣


「うわ、Aー、このジャージツンツンなんだけど」


「短っ･･･ていうか、なんでそんなパンツ･･･あ、私のか。びっくりした」

「これ、綿で肌触りいいし履き心地は悪くないけど目覚めちゃいけない何かが目覚めそうだよ」

「勘弁して。はい、ビーフストロガノフ」

「いただき、、まって、これポトフだよ」

「うそっ」

「ポトフとビーフストロガノフじゃえらい違いだよ」

「間違いない･･･ごめん、じゃあ言い直すわ。はい、ポトフ」

「もうなんでもいいよ･･･あ、美味い」

「ほんと？よかった。久しぶりに振る舞ったわ」

「これ誰に振る舞っても恥ずかしくないくらい美味しいよ。店出せるよ」

「そこまで言われるとなんか恩着せがましいんですけど」

「何でだよ。ていうか毎日作って」

「ポトフ？」

「違うよ。毎日ポトフってボキャブラリー少なすぎだろ」

「えっどういうこと私が作るの？キュヒョンに？」

「そう」

「えぇ、やだよめんどくさい･･･ていうかポトフにごま油入れるな」

「あー、ごま油美味しい」

「もうパンツ返さんぞ」

「ごめん返して。って言いたいところだけどこれ履き心地いいから別に良いよ」

「いいわけないでしょ。帰るときちゃんと返してよ」

「わかったわかった、ちょっとふきん取って」

「はい」

「ありが･･･これ俺のパンツやないか」

「バレたか」

「やめてよ。これお気に入りの奴なんだから。ていうか俺のパンツ見るどころかポケットに忍ばせてたよね」

「大丈夫、洗ってあるから」

「そういうのじゃないでしょ。ポトフおかわりある？」

「あるよ、勝手によそって良いよ」

「そういえばA彼氏とか居ないの」

「居ないよ」

「じゃあ俺と付き合って」

「嫌だ」

「今俺の心すりガラスみたいになったの見えた？」

「うん、見えた。まぁ料理くらいなら作ってあげるよ。また来なよ」

「潔すぎだろ。かっこいいなおまえ」


「うるさいよ。ってか鍋に直接ごま油入れるな」


「ゴメン」


￣

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