キュヒョンとスローライフ１

ノラ･･･ゴ･･･？

本当に来やがった￣


「ピンポーン、キュヒョンです。･･･あれ。ピンポーン？」

「･･･いらっしゃい。インターホンここだから、良かったら押して」

「ごめん。」

「ビチョビチョじゃん。傘忘れた？」

「途中で折れてもうた」

「オッケー貸したる。花柄の傘、貸したる」

「ありがとう。多分明日俺紙面に載ると思うけどよろしく」

「任せて。ファンシーなキュヒョン切り抜いてスクラップするから」

「何回ささせるつもり？あー、腹減った」

「オムライス作ったよ」

「えっ本当に」

「昼に」

「えっ」

「今からは、ビーフストロガノフです」

「口がもうオムライスを受け入れる体制になってるんだけど･･･」

「ゴメン。で、これ見て。その時の写メ。いい卵が手に入って」

「わぁスゴイ。おいしそう。この花すごい既視感なんだけどもしかしてエスパー？」

「もっと誉めて。ていうか、ビーフストロガノフ温めたい。上がって上がって」

「ビーフストロガノフへの執着半端じゃないな」

「風邪引いちゃうから先にお風呂入ってきたら？あ、でも何かやだな」

「どういう事だよ」

「まぁ仕方ないよね、入っていいよ」

「鬼だな。高校の時はもっと可愛らしくて、大人しかったのに」

「気のせいだよ。高校の頃から等身大の私だよ。キュヒョンこそ変わったよ」

「嘘付け。あの、ビーフストロガノフ良いの？」

「ダメだよ。全然ダメだよ。はいはい入った入った」

「すごい入りにくいんだけど･･･」

「はい、これバスタオルと下着、ジャージね」

「ありが･･･おい、下着ってこれ俺履くの？リボン付いてるんだけど」

「申し訳ないから今だけ履いてくれない？入ってる間に今着てるの洗濯するから」

「･･･」

「大丈夫。誰も見ないよキュヒョンのパンツなんて。ビーフストロガノフで精一杯だから」


「ビーフストロガノフ＞俺のパンツなんだな。当たり前か。」


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