君に好きだと言いたくて【銀魂】

Aさんの診断結果

第６話.


部活が終わると、私は片付けを済ませ急いで着替えた。



A「…ごめんっ！みんな、待った？」


沖田「遅いでさァ…」


A「こ…これでも急いで来たんだけど…；」



もう外は真っ暗になってしまっていた。



近藤「まあまあ、いいじゃねーか。

女の子ってのは時間がかかるもんだ。それを男は黙って待つ。
そういうもんなんだよ」



そう言って穏やかに近藤さんは笑った。



土方「…つーか総悟。テメーが片付けサボったせいでAが着替えんの遅くなったんだろーが」



A「…あれ？確かにそうでしたけど。でも土方さんも総悟くんのこと追いかけて片付けしてませんでしたよね？」






沖田・土方「さー行きやしょうか / 行くか」




私が少し笑いながらそう言うと２人は数秒の沈黙の後棒読みで歩き出した。




近藤「ガハハ！Aに言われたらお前たち２人も言い返せんな！」


沖田・土方「うるせーやぃ / うるせー」


同時に振り向き、おんなじ照れたような顔で近藤さんをたしなめる。



A「あはは、息ピッタリ」


沖田「真似すんじゃねーよ、土方コノヤロー」


土方「テメーこそ真似すんなバカ」


と最後には睨み合う２人。



そんないつもの光景を見ながら、私はつい頬を緩ませた。



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