希望の光　－ｷﾐがくれたもの－　ARS*Nino　　10.28 19:46更新

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新たな人生が始まる。

13.家族姉:なんかあったの??荷物はいっぱいあるし。

聞かれてしまった。

この家に住むなんて言えないよね。

あ:ちょっと･･･色々あって･･･。

姉:そう??何か言っていいんだよ??

言った方がいいのかな･･･

迷っていた。

でも･･･

言うしかない。

あ:実は私･･･両親から虐待を受けてて･･･さっき家を出たんです。学校でもいじめを受けてたんです。

姉:そうなんだ･･･和と同じだね。今は違うけど。

あ:そうだったんですか･･･

姉:うん。和の思いを知ってから両親も和をちゃんと育てようとしたんだよね。Aﾁｬﾝ･･･うちに住ませてあげたいけどね･･･行き場所はここ意外にどこかあるの??

恥ずかしいっていうか･･･

嬉しいっていうか･･･

なんか変な気持ちだった。

あ:ないです･･･。

姉:そっか。じゃぁ今からお母さんに相談してくるね。

あ:え??

意外だった。

普通なら「でもﾑﾘなんだよね･･･」とかってなるのに。

姉:ここで待っててね^^

こんなに温かい人がいたなんて。

思ってもいなかった。

お姉さんが部屋を出ようとしたその時＿＿＿＿＿＿

ｶﾞﾁｬｯ＿＿＿＿＿＿＿＿

和:Aﾁｬﾝ!!ここ住んでいいって!!!母さんが言ってたよ^^

え＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

そんな事を頼みに行ってたの･･･

姉:なぁんだ。和に先越されたか。ｸｽｯ

母:Aﾁｬﾝ。和から話は聞いたよ。ここに住むなんて大歓迎だよ。今日から家族の一員としてよろしくね^^

家族の一員･･･

あ:ありがとうございます!!

とても温かい人たちだった。

お母さんも･･･

お姉さんも･･･

二宮ｸﾝも。

住む場所も決まって私はとても嬉しかった。