ジェジュンとあたしの運命…
新しい妹…お父さんの新しい奥さん…
まずその言葉に胸が痛んだ。
今、お兄ちゃんとりつき、そして詩江名ちゃんと名乗る子と、一件のお店で話している。
目の前に置かれたホットコーヒーはもはやホットではなくアイスコーヒーだ。
お兄ちゃんから発せられる一言一言が胸に刺さっていく。
話を聞いていて、どうしても認めたくないことがあった。
……お兄ちゃんに新しい妹ができたこと…
お母さんを捨てて、新しい奥さんを作ったお父さんも憎い…
でもそれ以上に詩江名ちゃんと言う妹がお兄ちゃんにできてしまったことが辛かった。
今はもうお兄ちゃんにとってあたしは妹じゃない。
お兄ちゃんの妹は詩江名ちゃんだ……
「詩江名もAちゃんと同じ中2だよ」
詩江名ちゃんはにこっと笑って紅茶をすすった。
フランス人形のように可愛くてきれい。
それもまた悔しい。
「Aちゃんはお兄ちゃんの妹だったんだよね？」
お兄ちゃんがトイレに席を立ったとき、詩江名ちゃんがあたしに話しかけた。
「え…うん」
妹だった…
「ジェジュンお兄ちゃん…かっこいいよね、優しいし。詩江名のわがままなんでも聞いてくれる」
満足そうに笑うと、可愛らしい笑みをあたしに向けた。
「ジェジュンお兄ちゃんは詩江名のお兄ちゃんだから、Aちゃんはもう関係ないよね。家族じゃないもん」
「え……」
すると突然りつきが席を立った。
「そんな言い方ないでしょ？」
あたしはりつきを見上げると、落ち着くように言った。
「べつに詩江名悪気があるわけじゃないよ。ほんとのことだもん」
クスクスっと笑う詩江名ちゃんの言葉はあたっていた。
あたしは何も言い返せなかった。
「ジェジュンお兄ちゃんは詩江名のなの。だからもうAちゃんがお兄ちゃんなんで呼ぶ資格ないよね。ね？そうでしょ？」
「そう…だけど……」
詩江名ちゃんの言葉が剣のようにあたしを壊していく。
「あ、ジェジュンお兄ちゃん！」
トイレから戻ってきたお兄ちゃんを見つけて嬉しそうに微笑む詩江名ちゃん。
ジェジュン兄は詩江名ちゃんの頭をポンポンと撫でて、席に着いた。
それを見て涙が溢れそうになった。
ラッキーアイテム
てんびん座のＡ型
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もね(プロフ) - いいよ〜☆ (2010年1月8日 13時) (
レス) id: 0d1a74a79c (このIDを非表示/違反報告)
もね(プロフ) - あおい☆続き楽しみだよー☆ (2010年1月6日 20時) (レス) id: 0d1a74a79c (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - いえいえ、くだらないですがプロフどうぞｗまやさんとおんなじ超超×ムゲンｗいい話です！どうなるか分からないカンジがｄ最高！＾＾照れてるおにいちゃん最高です「・・・・。。。///// (2010年1月6日 12時) (レス) id: 4f24b951f2 (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - いやぁ//あおいさんの描くジェジュン......最高///優しいけど男らしい....//さいこー！ｗしえなちゃん...かうぃいからこそにくいですねｗ (2010年1月5日 14時) (レス) id: 4f24b951f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/jejungiove/
