あかーしたまにはノッて来て！【ハイキュー】

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ノリLevel.8.

翌日
登校した赤葦の目に飛び込んだのは、紙袋を抱えた五十嵐の姿

｢あ！あかーしおはよう！｣
｢おはよう。朝から凄い荷物だね｣
｢まぁね！ほら見て、大量のお茶漬け！｣

言われるがまま覗き込むと、確かに大量の…というか、大袋のお茶漬けの素が
他にもクッキーやポテチが入っている
完全に3食おやつ付きの食生活を送る気だ…

｢どうしたのこれ｣
｢い、五十嵐さん｣

赤葦の声と被ったのは、同じクラスの男子だった
相手はどもっているが、先どうぞ、と譲る

｢た、誕生日おめでとう！これ、よかったら…｣
｢え、私に？高橋くんが？なんで？？｣

待て、待て待て
誕生日だなんて初耳だ
昨日はそんな素振り少しも見せなかったじゃないか
何でこの人はこう、重要な事程秘密にしたがるんだ？？
いや重要か…？重要…なのか？
あぁ何だよもう、よく分からなくなってきた

｢なんでっていうか……その、｣

それと五十嵐、もうそこで止めてあげて
たぶん高橋は五十嵐のことが

｢まぁいいや。貰っていいんだよね？ありがとー！｣

見てあかーし、思わぬ収穫！と見せつけてくる
俺でもわかる。たぶんそれ、食べ物じゃない…
いかにも女性向けの雑貨店で買ったようなラッピング
ピンクの色で、リボンまで結んで

｢あかーしどしたの？｣
｢……なんでもないよ。よかったね｣
｢うん、嬉しい！高橋くんありがとう！大切に食べるね！！｣
｢食べ物じゃないんだけど…、どういたしまして！｣