Aさん、みてくれてありがとうございます。
悪とはすなわち邪心を抱く者今、第二理科室へと向かっている。
職員室にいると思ったのだけれど、どうやら戻ってきていないらしい。
だから、先生がいつもいる第二理科準備室。
理科室前へ行けば電気が付いていない薄暗い部屋。
けれど扉は開いた。
夕「先生、、?」
なんだか怖くて、震えた声で呟いた。
「あぁ、七竈さん。すまないねぇ。蛍光灯が切れちゃってね。手伝ってくれないかなぁ?」
夕「あ、はい。えと、どこにいるんですか?」
「奥だよ。奥にランプを置いているから。」
たしかにあった。
アルコールランプが。
ゆらゆらと燃え光っていた。
背中を、ゾワリと冷や汗が伝った。
炎が怖かった。
夕「わかりました。」
ランプの方へ歩く。
近づきたくない火の元へ。
【ダメだ!行くな!!】
頭の中で響いた言葉。
でも、瞬く間に、事は起こった。
勢いよく口元に引かれる布
夕「んんっ!!?」
喚く間もなく後ろ手に縛られる腕。
ダンッ
机に叩きつけられる頭。
夕「んっ、、」
メガネの縁が頭の横にくい込む。
痛みがピリピリと全身に伝った。
「ハァ、ハァ、ハハッ ごめんねぇ。研究のお手伝いだと思ってさぁ、、」
夕「んん!」
「あぁ、これじゃ何を言っているかわからないか。口のも外すね。」
そう言って乱暴に口元の布を解く
夕「ハッ、どうして、実験台にならないって!」
「それが行き詰まっちゃって、、」
夕「“約束”が違います!」
「約束ぅ?ハハハッ 忘れちゃったよ。そんなの。」
夕「そんなの、って、、!」
グイッ
夕「うっ」
髪を思い切り引かれ、頭から吊らされる。
「だからぁ、約束なんか関係ない。とりあえず、手はじめに慣れようか。」
夕「な、何を、、、っ」
「慣れようね?
痛みに、さ?」
不吉な悪魔が囁いた。
←時間など関係ない|悪とはすなわち邪心を抱く者|痛みに強くして人にあらず→
12人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
泡沫斬夜(プロフ) - 降谷かのんさん» 有難うございます!がんばります! (2015年1月22日 18時) (レス) id: b08ff60818 (このIDを非表示/違反報告)
降谷かのん(プロフ) - 続編楽しみにしています!! (2015年1月22日 17時) (レス) id: 865cd0780e (このIDを非表示/違反報告)
泡沫斬夜(プロフ) - かのん♪さん» お気に入りだけでもなくコメントまで!ありがとうございます!がんばります!! (2015年1月7日 22時) (レス) id: b08ff60818 (このIDを非表示/違反報告)
かのん♪(プロフ) - お気に入り登録してみてます!更新頑張ってください! (2015年1月7日 21時) (レス) id: 865cd0780e (このIDを非表示/違反報告)
泡沫斬夜(プロフ) - 美歌月なおさん» ありがとうございます! (2015年1月6日 10時) (レス) id: b08ff60818 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような占いを簡単に作れます → 作成
この占いのブログパーツ
作者名:泡沫斬夜 | 作成日時:2015年1月5日 0時