Aさんか、よろしくね。
鴉と烏1＊菅原視点＊
突然だが、俺の幼馴染は殺し屋だ。
実際、最初に言われたときはびっくりしたが、異常な程に高い身体能力とあの不可解な炎という力。
それが、真実なんだと感じた。
けれど、2・3年前から、彼女は殺しはしたくないと言い始めた。
理由は、知ってるっちゃ知ってるが、いい広めていいものではない。
そんな中、俺はその幼馴染と旭のクラスに向かっていた。
彼女は保健室登校だったのだが、どうやら教室にやってきたらしい。
どんな起点があったのか。
菅原「旭！」
東峰「スガ！？ なぁ、どうすればいい！？どうすれば！？」
菅原「お、落ち着けよ、」
出席番号も席も近い旭とは仲良く出来ていないようで、旭はそれに混乱していた。
菅原「(？あれ？髪が短い。)也烏。調子大丈夫か？」
机に突っ伏したのを後ろから見ていれば、どうも、一部がバッサリと切られた感じだ。
正面に向かってしゃがみ込むと、也烏は顔を上げた。
秋山「・・・調子ならいつも絶好調。」
その一言を告げるとまた突っ伏してしまった。
菅原「そ、そうか。あ、そうだ。こないだ綺麗ながらのシャーペン売っててさ、也烏が好きそうな奴。」
秋山「！ｶﾞﾊﾞｯ シャーペン！？どんなの？」
素っ気ないが、食いつくネタはちゃんと把握している。
キラキラと輝かせる目の前に青いボディでキラキラとラメが入っているシンプルなシャーペンを出す。
秋山「わぁ、、宇宙みたい。」
菅原「だろ。これやるべ。」
秋山「ホント！？ やったぁ。」
もので釣ってるみたいな感じだが、これといって彼女は不満の顔を見せない。
シャーペンが好き、というちょっと変わった子だが、ちゃんと可愛い。
菅原「それより、その髪どうした。」
気になっている事を話すと、也烏はぴたりと止まった。
秋山「・・・最近また増えてきた。」
菅原「、、そうか。」
秋山「孝支も、絶対に知らないって言えよ。」
菅原「・・・あぁ。」
すると、教室に入ってきた女子がブツブツと言い始めた。
それを中心に広がる也烏への視線。
秋山「久しぶり来たらこれだもんなぁ、それじゃ、私は保健室に戻ろうかな。」
菅原「あ、なにかあったら言えよ！」
教室から出る也烏に声をかけて、也烏は無言で手を振る。
もう片方の手には俺の上げたシャーペン。
その一部始終を、旭は困惑しながら眺めていた。
この作品をお気に入り追加
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
地下猫 - 面白かったです！俺、HQもリボーンも大好きなので読んでて楽しかったです！！でもなんで小説で書かなかったんですか？？ (2015年7月9日 3時) (
レス) id: 9300b6a9c2 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫斬夜(プロフ) - 狂ちゃんさん» ノヤっさんを出そうか出すまいか悩みまする(´ﾍ｀；)あ、他に考えてる奴はノヤっさんと幼馴染だった気がする。 (2014年11月11日 23時) (レス) id: fbf692133a (このIDを非表示/違反報告)
泡沫斬夜(プロフ) - 琳鶯さん» ﾋｬｯﾊｰｰ!! ありがとうございます！m(_)m続き頑張るです！ (2014年11月11日 23時) (レス) id: fbf692133a (このIDを非表示/違反報告)
琳鶯 - ヒャッハー！最っ高に面白い! 続き期待します。 (2014年11月11日 22時) (携帯から) (レス) id: 2912a2f0fd (このIDを非表示/違反報告)
狂ちゃん - ノヤっさんの話が見てみたいです(´・ω・`) (2014年11月11日 21時) (レス) id: 038efd62db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような占いを簡単に作れます → 作成
この占いのブログパーツ
作者名：泡沫斬夜 | 作成日時：2014年11月11日 0時
