君の使い魔は【検定】

ふふ、いらっしゃい。

珍しいお客さんもいるもんだ。

此処はクレオメ、ヘリコニア、カランコエ、ポインセチア、ユキノシタ、モンステラ...意外と多いね。

まぁ良いか。

此処は君の使い魔を占うお店！

お代なんていらないから一度占われてはみないかい？

おっと、どうやら此のお店にも順位とお星様がついたみたいだ。

お客さん達、どうもありがとう

そういえばお客さん。

店主の殆どに込められたメッセージには気付いたかい？執筆状態：続編あり

●お名前
●君は、何処から来たのかな？誰も知らない孤独な鏡の世界から
もう今は滅びた太陽を司る国から
一年中四季折々の花々が咲き誇る日が暮れない街から
人と人ならざる者が共存する魔法が全ての世界から
●どうして此処に来たの？夜明けを告げる白い鴉がそっと教えてくれた
黄水晶のような瞳を持つ女性が連れてきてくれた
虹の末路が此処だと思ったから
妖しげな紫の花々が一本道のように此処まで続いていたから
●何に、なりたいの？夜空を彩る星の欠片
誰かの世界を染めるたくさんの色の絵の具
英雄が照らせない夜を照らす月
運命を紡ぐたった１本の糸
●君には、どんな空が見える？燃えるようでどこか儚い深紅の空
鴉の羽のような黒色に染められた空
どんな炎よりも燃える蒼い炎のような空
希望と絶望の訪れを報せる光が昇ってくる空

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